第30話

記憶喪失
370
2019/08/09 06:19
医者「娘さんは恐らく、記憶喪失になってる可能性があります」
あなた母「え?治りますか?」
医者「治るも何も...彼氏さんの事だけを忘れていらしたんですよね?」
あなた母「はい、私のことは覚えてました」
医者「恐らく、事故に遭う前彼氏さんの事を考えていたのでしょう。」
医者「その衝撃で頭を強く打ち、大事な人の事を忘れてしまった。」
あなた母「治す方法は...」
医者「毎日顔を合わせるようにすれば治る可能性もあるかもしれません」
あなた母「分かりました。」
医者「後ほど病室まで検査しに来ますね。」
あなた母「はい、ありがとうございます」
あなた母「失礼しました」









あなた母「那須くん、ちょっといいからしら」
那須雄登
はい
あなた母「あなたはね、1部だけの記憶喪失になっているの。事故に遭う前にね那須くんのことを考えてたかもしれないの。それで...」
那須雄登
分かりました。もう大丈夫です。しばらくは逢いに来ません
あなた母「それじゃあダメなの」
那須雄登
え?
あなた母「治すには...毎日顔を合わせるの。そしたら思い出す可能性があるはず」
那須雄登
でも...今はゆっくりでいいので
あなた母「え?」
那須雄登
ほんとに辛そうなんです。グスン目を開けたら目の前には知らない人、それは今のあなたにとっては怖いことなんです
あなた母「そうだけど、思い出して欲しくないの?」
那須雄登
思い出して欲しいです。でも無理にとは言いません。。俺もう帰りますね。まだ次来る時は友達も連れてきます。
あなた母「わかったわ...気をつけて帰ってね」
那須雄登
はい、

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