第7話

嫉妬心
722
2019/05/02 01:32
あの後、帰ってから後悔した。
シルクに俺のダーマが、犯されていないか…
ずっと心配で電話をかけ続けた。
けど、全く出てくれない…


〈プルルルルル〉

!ダーマからかかってきた。
ダーマ
ダーマ
もしもし?
ちゃんとダーマだ!
モトキ
モトキ
お前っ、何回もかけたのになんで
出てくれなかったんだよー!笑
ちょっと冗談半分に聞いてみる。
ダーマ
ダーマ
いやー、ゲームに没頭しちゃって!
なんか、何週間ぶりに声聞いたってぐらい嬉しい。
モトキ
モトキ
いまから会える?
今すぐ会いたい。
ダーマ
ダーマ
あー、ごめん。今日の夜ならいけるよ。
夜かー。それまで待たなきゃいけないのか…
モトキ
モトキ
んー、まぁいいよ!じゃあ夜、
俺んち集合ね!
今日は何しようか。
ダーマ
ダーマ
んー。分かった!じゃあな。
期待が膨らむ。
モトキ
モトキ
仕事頑張れよ!
そう言ったら、ダーマの笑い声とともに
ダーマ
ダーマ
おう!
と返ってきて、電話が切れた。

今日、夜来たら飲もうか…とか考えながら冷蔵庫の中身を確認しに行く。
モトキ
モトキ
うーん。あんまいいものないなー。
ビールも数本しかないし、おつまみもあまりない。

ダーマの好きそうな甘いものもないし…



よし、買いに行くか!
モトキ
モトキ
~♪
鼻歌を歌いながら鍵と財布を持って家を出る。

そして、近場のスーパーにいつも通り買い物に行く。

そして、お惣菜コーナーや、アイスコーナー、お酒コーナー。色々回って今日の夜用のものを買う。


途中、声を掛けられたりもした。

けど、そんなことより今日の夜のことばかりが頭をよぎる。楽しみすぎる。


会計を済ませて、袋に物を詰めて帰ろうと外に出た。
シルク
シルク
あっ!
モトキ
モトキ
あっ!
シルクに会った。

昨日のことが頭をよぎっていく。
モトキ
モトキ
こんな時間に珍しいね。
そういうと、シルクは
シルク
シルク
いや、食材が無くてさー
とへらへら笑いながら言ってきた。

いつもは、笑って返すがその笑顔が今では少し憎い。
モトキ
モトキ
ふーん。そーなんだ、じゃあな。
そういうと、シルクはまた笑顔のまま
シルク
シルク
バイバーイ!
と手を振ってきた。

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