ダーマはシルクとよく喋る。
俺とこうなる前は勿論、今も俺以上に喋る。
まぁ、趣味が凄い合うから仕方ないんだろうけど…
ちょっと寂しい。
ダーマとシルクがスマブラしてる。
しかも妨害する為に、ダーマがシルクを蹴る。
シルクのデデデが落ちて、『ゲームセット』
という声が聞こえる。
ダーマがあんなに笑ってる。
やっぱり寂しい。
そういうとシルクはダーマの上に乗っかった
そしてダーマをくすぐり始めた
ダーマの笑い声が響く。
しばらく笑い声が続くとそれがいつしか、
みたいな喘ぎに変わっていた。
あぁ、俺のダーマが…
シルクの前でそんな声出さないで
ダーマは憔悴していく。
けど、擽られるたびに腰をビクつかせる。
あー、もう嫉妬しちゃう。
ようやく終わった。
平静を装ってダーマの元に水を渡そうと
肩を触れる。
するとダーマの肩がビクッと反応した
何故か、ダーマの顔が強張っていた
ダーマは一瞬こちらを振り返りまたシルクの方を向き
と何事も無かったかのようにゲームに戻った
やっぱり、
俺のことを好きじゃないから仕方ないか。
と言う気持ちと
昨日のことを思い出しての嫉妬が
俺の頭をぐるぐる巡る。
あぁ、考えるのが馬鹿らしく思える。
と言い残し、一旦家に帰ることにした。
という2人の声が聞こえた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!