クプスside
毎日、練習ばっかりでデビューできるのか
正直言って不安だ。
ガチャ
3分後
||☆\“(・_・。)コンコン
そう言って入ってきたのは、
すごくかっこいいひとだった。
ホシの顔を見ると、驚いた顔をしていた。
ホシと話していると、ウジが口を開いた。
確かにそうだ。
今までみんなで頑張って来たことを
実力もない人に壊されたくない。
音楽がかかる。
その瞬間、顔が変わった。
その一瞬で雰囲気を変えてしまった。
しなやかで、だけど、力強いダンス。
すぐに魅入ってしまう。
そんなことを考えていると
曲が終わっていた。
すごく激しいダンスだったのに、
息切れすらしていない。
しかも、汗も一滴も出ていない。
俺が見ても上手いけど、ホシが言うほどだから、
相当な実力なんだろう。
ラップも、完璧だった。
ヒップホップチームの誰とも被らない感じの、
ウォヌのようにすごく低いわけでもないし、
かといって、ミンギュのようにハスキーな
ボイスでもない。けれど、歌詞がしっかり
伝わってくる。そんなラップだった。
透き通るような綺麗な声。
どこまでも伸びるような高音。
ウジですら、すごい実力者だと言っていた。
メインボーカルのスングァンとドギョムも
口を開けて、驚いている。
正直言って、完璧だ。
ビジュアル、歌、ダンス、ラップ
全てにおいて欠点がなかった。
みんなが驚いていると、ウビン君が口を開いた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!