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2021/03/03

第21話

過失という名の事故
結座釋 悠乃
結座釋 悠乃
もういこう、こんなことしてても始まらないよ
箸蔵 剛士
たしかにそうだな
東雲 陽花
東雲 陽花
ほら、まだ岡野って決まったわけじゃないでしょ?
神楽 千沙
神楽 千沙
そうですよね、“らしい”ですからね。それに副顧問の先生だっていますし
水野 真斗
じゃあ、部室行こうか

だが、学校というのは小さなネットワーク社会だ。

嘘もよく流れるが、本当のこともよく流れる。

五分五分の確率で嘘か本当か。

しかし人事の噂はことにかけて真実であることがおおかった。

どこのツールからやってくるのか、人事の噂はいつのまにか隣の席に座っている。

岡野
全員来たか。今日からここの顧問だ、よろしく
東雲 陽花
東雲 陽花
よ、よろしく……お願い、します
函波 凛架
函波 凛架
……
五分五分。それの五分にかけていた。見事に裏切ぎられたそれは、彼らを失望させるに足る条件だった。


異変と事件はその一週間後に起きた。


忘れもしない、あの日あの場所。
東雲 陽花
東雲 陽花
(今日もまた部活か……。昔は楽しかったのにな)


静かに、しかし早足で部室に向かう。憂鬱であることに変わりはないが、仲間に会えると思うとそれも幾分かは楽になる。

東雲 陽花
東雲 陽花
ちわー……って、え?
陽花は目の前の景色を疑った。そして頭が思考に追いつく前に、怒りという感情が体全身を駆け巡った。
神楽 千沙
神楽 千沙
陽花さん!た、助けてッ……!
うろたえ、半泣きになっている千沙、そして今まさに押し倒そうとしている新聞部顧問岡野。

彼女の目に映ったのはそれだった。

周りに散らばる新聞部フィールドワーク計画書など、視界にも入らなかった。

プリントの内容がそれだと理解した時には、すでに全てが終了していた。
東雲 陽花
東雲 陽花
お前ッ!千沙に何ふざけたことしてんだ!
岡野
違う!これは過失だ、これは_____

鈍い音がする。陽花が岡野を跳ね除けた。

岡野の体はそのまま重量に従い、そばにあった机に勢いよく頭をぶつけた。

わずかに血が床をなぞる。
神楽 千沙
神楽 千沙
あっ……
東雲 陽花
東雲 陽花
……
結座釋 悠乃
結座釋 悠乃
どうしたの、すっごい大きな音したけど……って、な、何?
函波 凛架
函波 凛架
……血が
水野 真斗
おい、なにかあったか
箸蔵 剛士
え、これは……?
花島 来
一体、どういうこと、だ?


すぐにわかった。専門家じゃない。それを見たこともない。でも直感的に感じた。


こいつは、たった今、死んだ、ということが。