第35話

箸休め企画 お待たせしました!
46
2021/05/12 08:37
もしも鈴木に社交性があって、
里奈とラブラブだったら……
※カレカノ設定にしてみます
※高校卒業後の大学生設定で!


私は、彼氏と一緒に買い物をしていた。
私はワンピースの試着中だ。

「ジャーン!どう?似合う?」

「あぁ、似合ってるよ」

彼氏の名前は拓馬。たーくんっていつもは呼んでいる。たーくんは試着し終えた私を見て、とても柔らかい笑顔を送ってくれた。
そんな爽やかな表情にさえキュンとなる私。

「わぁ、ホント!?」

「うん。里奈にピッタリだと思う」

たーくんがそう言ってくれるならと思って、私は今着ているこのワンピースを購入する事に決めた。

お店を出て、私達は手を繋いで歩き出す。そして買い物袋は当たり前のようにたーくんが持ってくれる。

「ありがとう」

「ううん」

それから少し歩いて行くと、ペットショップの前を通りかかった。私たち二人はついつい見入ってしまう。

「可愛いこの子!ぬいぐるみー!」

と私。

「可愛いな。癒される」

たーくんもトロンとした笑顔をしてワンちゃんたちを眺めていた。

「ねぇ、たーくんが一番好きな犬種って何?」

私が隣にいるたーくんにそれを尋ねると、うーんと首を傾げて悩み始めた。

「えぇ……それは選べないな。究極の選択すぎる」

「うーん、そっか。私はなんだろう、やっぱりうちのマロンがシーズーだし、シーズーかな?あと、トイプードルも可愛いよね!」

と言うと、

「里奈はふわふわしてる系の犬が好きなの?」

と尋ねられた。

「そうだね、その方が好きかも!」

そう答えると、たーくんはフッと吹き出して、私の頭を突然優しくぽんと触ってきた。

「え?な、何?」

と聞くと、たーくんはこう答えた。

「いや、1番好きな犬、ここに居たわって思って」

「え……?」

それを聞いて私は頬を赤らめた。

「ちょっと、それってどういう意味?」

「ん?さぁ、なんだろうね」

と言ってたーくんは無邪気に笑った。



でも、そんな所も好きだ。




夜は2人で鍋のお店に入って、仲良くお肉や野菜を堪能した。

たーくんと過ごす時間は本当にあっという間。

バイバイの時間になるのが早いよ。

「たーくん、いつも送ってくれてありがとね」

「いいえ」

たーくんは必ず、私の事を家まで送ってくれる。そんな紳士的な所も優しくて大好き。
私はたーくんのことをギュッと抱きしめた。

「たーくん、バイバイすんの寂しい」

たーくんはそれを聞いてフフフッと笑い、私を抱き締め返してくれた。

「里奈、いっつもそう言うね」

「酷い!笑うなんて。こういう時思うよ。たーくんと帰る場所が一緒なら良いのにって」

それを聞いてたーくんはこう返してきた。





「帰る場所が違うのは、今だけかもね」





と。


「え………?」

たーくんは続けた。


「人間の寿命がそうだなぁ……85年あるとして、今俺らが20歳だから、残りの60年くらいはきっと俺たち、一緒の場所に帰るようになるんじゃないかな?」

それってつまり……


「たーくんそれって?」


「ん?何?俺は本気だよ」




たーくんは、私と一緒になる未来を描いていた。





「俺は里奈の事が本気で好きだよ」

「たーくん……」


私達は見つめ合い、そのままスっとたーくんの顔が近付く。



たーくんは私にキスをしてくれた。



もうこんな事されたら
とろけてしまいそうだ。



「たーくん、大好き!」

「うん。俺も大好き」



この先何が起こるかなんて予想は出来ないけど、私達2人ならきっとそんな未来を実現出来るよね!


たーくんに出会えて、本当に良かった。




end


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あのー。すみません、

いつも書いてる鈴木が無愛想過ぎて
逆に甘い鈴木が上手く書けなくなってる自分がいます(´・ω・`)
クソー!本当はもっとイチャコラさせる話を書きたかったのに!普段の鈴木のイメージのせいで全然発想が←

という事でラブラブ箸休め企画、いかがでしたでしょうか!?

次回からはまた本編に戻りますよーᕕ( ᐛ )ᕗ

次回は里奈と鈴木が里奈の誕生日のリベンジデートをします!
鈴木、何でも言う事聞くとか言っちゃってましたけど、そんな事言って大丈夫なのかしらね(╯⊙ ω ⊙╰ )

という事で次回もお楽しみに!



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