声のした方に目をやると、冷たい目をしたチャニがいた。
ジスオッパのことは無視して
無言で私に近づいてきたかと思うと、
軽々と私をお姫様抱っこするチャニ。
よく分からないまま、私はチャニに連れられてジスオッパの部屋を後にした。
ジスオッパと目が合った時、満面の笑みで手を振られたのがちょっと怖かったけど。
__디노 side
シュアヒョンの部屋の前を通りかかった時、聞こえてきた声。
それを聞いて、嫉妬と同時に出てきた考え。
あなた、まだ怪我治ってないよね?
無理させちゃダメ!
助けなきゃ!
そう思ってドアを開け、何も言わずにあなたを抱きかかえる。
あなたはびっくりしてたけど、悪いのはシュアヒョンだからちょっと許してね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。