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第6話

101号室
1,134
2019/01/15 10:11
夜の10時を回った頃、私は酔いも覚めてお風呂に入っていた。
ここの女湯は結構広くて、小さい銭湯ぐらいの広さだった。女子は私しかいないし、風呂場のスペースは贅沢に使えた。
あなた

……はぁ、

そういえば今日、おそ松くんに酷いことしちゃったな…。
あなた

…お風呂あがったら謝りにいこう。

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場面転換
私は髪の毛をドライヤーで乾かし終わると、パジャマのまま部屋を出た。
101号室をノックすると、すぐに「はーい」という声が聞こえてドアが空いた。
おそ松
ん?あれ、あなたちゃん?どうしたの?
あなた

…あ、あ、えと、あの……

ああぁ、もうここでコミュ症発動すんなよおぉお!
おそ松
…とりあえず俺の部屋入って!
あなた

は、はい

おそ松くんの部屋は、思っていたよりも綺麗だった。赤を中心にしたthe・男の子!って感じの格好いい部屋。
私は、おそ松くんに言われてベッドに座った。
おそ松
で?どうしたの?
ちょ!待って近い!顔近い!
…そこで私は気付いてしまった。この状況に。


男 の 子 と 二 人 き り !
まだ処女の私にとってこの状況はつらいものだった。
ああぁ意識するな!だめだめだめ顔赤くなってくんだけどおおおぉお!!
あなた

が、あ、え、え、えと…さっきは蹴ってすみませんでした……

おそ松
あー、それ?全然大丈夫!俺もあのときはごめんねー
あなた

あ、え、大丈夫、です。

あれ?思ってたより早く終わった。
あなた

あ、う、じゃあ、お、おやすみなさい!

よし帰ろう!と、私が立ち上がると、おそ松くんが私の手をぐっと掴んだ。
おそ松
えー、もう帰っちゃうの?
そのまま私をベッドに押し倒して、その上におそ松くんが乗ってきた。
お母さぁぁあぁあん!床ドンされてるいやぁあ助けてぇ!!!
あなた

ふぁ、え、は、ん、ぇ、ど、どうしたんですか?////

おそ松
やっば可愛い……
おそ松くんは私を、ぎゅぅっときつく抱き締めた。
あなた

…んぐ////、は、離してください……!

身動きがとれないよおぉおお助けてええええぇええ
……
……
……
おそ松
ん。これぐらいにしとくか。じゃあ、ばいばいー
抱きつかれて10秒経過。長いわっ!首絞める気かっ!
あなた

あ、は、はい、おやすみなさい……///

私は101号室をでると、猛スピードで私の部屋に戻った。
お母さん……初日から帰りたいです。

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