第4話

ハプニング
1,036
2018/12/23 23:43
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おそ松side


ごっ
鈍い音がリビングに響いた。
おそ松
…!?あなた!?
あなたがテーブルにつっぷして、倒れている。
あなた

……

おそ松
は?何、どーゆーこと…
カラ松
おそ松…これ……
カラ松が手に持っていたのは、お酒。
あなたが飲んでいたお酒は、アルコール度数がとても高いものだった。
トド松
うっわ何これ、たっか!?誰、こんなお酒買ってきたの?
おそ松
……はーい、俺で~す
チョロ松
お前かクソ長男!
一松
新入居者酔っ払わせるとかサイテー
おそ松
うるせーな!とりあえずあなた部屋に運ぶのが先だろ!
俺はあなたの前に立って、すっかり眠ってしまったあなたをお姫様抱っこする。
カラ松
え、おそ松兄さんが運ぶのか?俺の方が力強いから、俺が運ぶぞ✨
チョロ松
いやそんな重くないでしょ…てかクソ長男に任せたくないんだけど
一松
同感。絶対襲うよね?
十四松
僕が力強いよぉー!僕運びマッスル!
トド松
…おそ松兄さんじゃ絶ッッッ対危ないと思うんだけど
おそ松
え、なに、そんなに俺が運ぶの嫌なの?お兄ちゃん傷ついちゃったなぁ~
チョロ松
うるせぇよ変態松
おそ松
なんだとシコ松!
トド松
……てゆーかぶっちゃけさ、皆あなたのこと好きでしょ
五人
…………は?
トド松
もーバレバレだよ!皆わっかりやすいね~
俺はあなたを抱っこしたままトド松に詰め寄る。
おそ松
ちょ、言うなよ!?あなたに言うなよ!?
トド松
図星なんだ~(笑)まー僕もあなたが好きだからバラさないけどね
六つ子
……
チョロ松
えっ、ちょ、ちょっと待って、皆あなたのこと狙ってるわけ?
一松
まー、整理するとそうなんじゃない
六つ子
…………まじか
おそ松
……
おそ松
……とりあえずあなたは俺が運ぶから!
五人
ダ・メ!!
あなた

……ん~…ん?

と、ここであなたが目を覚ました。
まあこんなにうるさく口論してたのに起きない方がおかしい気もするけど。
あなたは自分の状況を確認して、何か意味わかんない、って顔になった。そして、俺と目が合っt
あなた

きゃぁあぁぁあぁああああ!!!??

急にあなたが叫び声をあげた。
おそ松
うわぁああぁぁぁあぁあ!!!?
俺もつられて、叫んでしまった。
と同時に、あなたの足で顔を蹴られ、あなたは自分の部屋に戻っていった。
六つ子
………………………………
意味のわからない状況に俺たちは絶句する。
あなた

違うからぁあ!!!運んでくれようとしただけだからぁあ!!!?あの人悪くないからぁぁああぁあ!!!

薄い壁の向こうから、あなたの声が聞こえてくる。どうやら蹴ったことに関しては申し訳なく思ってるようだ。
あなた

(多分、おそ松さん怒ってるよね……(T_T))

プリ小説オーディオドラマ