桜木『ママ~。私、別に再婚しなくていいよ。』
深澤「俺も。正直。今更って感じだし。」
桜木ママ「もう決めたの。だから、あなたは今日から深澤あなたです。」
深澤パパ「辰哉。あなたちゃんと仲良くするんだぞ。」
桜木ママ「同い年だから大丈夫よ。」
桜木『別に、、、そういう問題じゃないし。』
深澤「なんで、よりによってコイツなんだよ。ボソッ」
桜木『ちょっと、そのこと黙って。ボソッ』
深澤「聞いてねーよ。お前だなんて。ボソッ」
桜木『私だって。ボソッ』
深澤パパ「もう仲良くなったのか。(笑)」
桜木ママ「ホント良かったわぁ。(笑)」
『「良くねーよ。」』
深澤パパ「さて、ならママ出掛けよっか、」
桜木ママ「行きましょ!二人ともお留守番よろしくね。」
『「は?」』
『「コイツと二人きりとか無理なんですけど。」』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。