私がリビングへ行くとアイツが1人でテレビ見て笑ってた。
桜木『もう、うるさい。ボソッ』
深澤「ん?お前も一緒に見る?おいで。」
桜木『私はそんな軽い女じゃないから。そのお誘いには乗りませーん。』
深澤「まぁ、お前もうるさかったけどな。」
桜木『どこがよ。』
深澤「電話。確か、康二くん?だっけ?」
桜木『.....はぁ!?聞いてたの!?』
深澤「聞いてたっていうか聞こえた。」
桜木『この変態!!』
深澤「いや、聞こえたんだって。てか変態関係ないだろ。」
桜木『この変態顔デカ野郎!!』
深澤「え、結構傷つく((」
桜木『お化けでも傷つくんだ。初めて知った((』
深澤「...てか天気やベーな。かみなり鳴りそう。」
桜木『えっ!?かみなり!?』
深澤「あ~。そっか。お前、かみなり苦手だもんな。」
桜木『いやぁ~。』
ゴロゴロピカッ
桜木『ギャァー』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。