プリ小説

第12話

TWELVE
湯川さんが、私のこと気になってるだなんて…
イケメン男性が、まさかたかが高校生を気になってるとは…
『コンコン』
そんなことを考えていると、自室のドアをノックされた。


誰がこんな時に…?今は春夏は、千尋さんのところに行ってるし、剣人くんはトイレに行ったばっかだし…私になんの用だろう。
現在午後11時17分
あなた

はい?

湯川
湯川です。
あなた

どうぞ!

相手が湯川さんと分かったので、快く自室に招き入れた。
湯川
ありがとう。夜遅くにごめんね?
あなた

大丈夫ですよ。起きてましたし…それより、どうしたんですか?

湯川
言いたいことあってね…
湯川さんは、そう言って少し恥ずかしそうにした。
なんか…イケメンがモジモジしてる…
世の女性はこういう姿にドキドキするのだろう…
あなた

言いたいこととは?

湯川
僕…あなたちゃんのことが好きだ。
あなた

え?

湯川
春夏ちゃんに相談してたんだけど…ちゃんと気持ちを伝えようと思ってね。
あなた

ほ、ほんとですか…?

湯川
ほんとだよ。好きだ。付き合ってほしい…。
申し訳ないけど、私はジヌさんが好き…
ちゃんと、断らないと…
あなた

ご、ごめんなさい…私、好きな人がいるんです…

湯川
湯川さん…すごく悲しそうな顔をしてる。
なんか、申し訳ないな…でも、ジヌさんが好きな気持ちは変わらないし…
しばらく沈黙が続いていたけど、口を開いたのは湯川さんだった。
湯川
どうして…
あなた

え?

湯川
どうして…僕じゃダメなの…
あなた

え?

湯川さんの表情は、悲しそうな顔からみるみるうちに怒りに満ちた顔になった。
湯川
どうして…どうしてどうしてどうして!!!!
あなた

ひっ!

え?湯川さん…こんな人だっけ?すごく…怖い
私は怖くて、声も出すことが出来なかった。
湯川
ねぇ…
どんどん、湯川さんは近づいてくる。
あなた

こ、こないで…!

湯川
あなたちゃん…どうして?
あなた

い、いや!

私は必死で声を絞り出した。
湯川
なんで…どうして!!!
あなた

きゃっ!!!

湯川さんは、私の肩をがっしりと掴み押し倒した。
湯川
ねぇ!どうして、僕じゃダメなの!!!
あなた

だっ、だって…

湯川さんの狂気に満ちた表情に怯えて、手も震えている。
必死で湯川さんの肩を押し返すけれど、相手は成人男性。たかが女子高校生の力で勝てるわけもない。
湯川
僕は、こんなにあなたちゃんのことを思っているのに!
あなた

や、やめて!

湯川さんは、私のシャツのボタンに手に掛け、外していく。
あなた

やめてください…

もう、無理か…
『バンッ!』
剣人
あなた?
あなた

け、剣人…く…ん…

剣人
湯川さん…?何してんすか?
湯川
こ、これは…
あなた

た、助け…て…

剣人くんは無言で私に近づき、そっと毛布をかけてくれた。
剣人
あなた…早くボタンしめろ…
あなた

う、うん。

私が震えているのに気がついて、優しく肩を寄せてくれた。
剣人
湯川さん…どこ行くんですか?
そっと、立ち去ろうとしていた湯川さんを、剣人くんは、即座に引き止めた。
剣人
あなたに手を出しといて、そのまま去る気ですか?
湯川
剣人
謝ってくださいよ
湯川
あなたちゃん…ごめん…つい、取り乱してしまって…ほんとごめん…
あなた

も、もういいです。

湯川
ごめんね…
そして、湯川さんは自室から去っていった。
あなた

…。剣人くん…助けてくれて、ありがとう。

剣人
いや。それより、大丈夫か?
あなた

う、うん。

剣人
まあ、今日は休め。
あなた

うん、そうする。

剣人
俺…そばにいるから…
あなた

ありがとう…

この時、少しだけ剣人くんがすごく男らしく見えた。

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mou
mou
浮上してます。 "夢紀行" → ビビッと思いついたので、とりあえずこれ中心で、一気に更新していきます。 WINNER・・・I LOVE。 好きな人いたら、語りましょう(˙꒳​˙ )͟͟͞͞ = * 【 MILLONS 】最高すぎますよね。最高すぎて言葉に表せない。 ユンくん まじで好きやで。 マイファス&マンウィズにハマりました (˙꒳​˙ )͟͟͞͞ = 推し・・・前、REALITYで語ってたら( KーPOP好きを )バカにされたので、生涯の秘密。 気になる人は気軽に声かけてください(˙꒳​˙ )͟͟͞͞ = ❥うさまる ❥︎ ロゼちゃん 사 랑 해 요