
第18話
EIGHTEEN
私はジヌさんの元に走る。
『コンコン』
ドアをノックすると、ジヌさんが出てきた。
きっと、今は1人だったのだろう。
そう言い、ジヌさんに部屋に入れてもらった。
ダメだ…ドキドキして、言えない。
喉まで来ているのに…
そう言って、ジヌさんは苦笑いして何かをしに私に背を向けた。
その時、
思わず言ってしまった。
やばいどうしよう…
ポロッと口から出ちゃった…
やばい、ジヌさん…すごく戸惑ってる。
すると、ジヌさんは私の腕を掴んで抱き寄せた。
それって…好きってもう1回言えってこと!?
ま、マジで…
え?自分も自分が好きってこと?
なんで…そんな…絶対ジヌさんには振られると思ってたのに…
嘘…倒れる…
そんな、まさかジヌさんから告られるなんて想像してないから、準備もなんもしてない…
で、でも…自分の気持ち伝えなきゃ。
ふと、ジヌさんの顔を見るとすごく弾けた素敵な笑顔だった。
そう言って、2人で笑い合う。
すると…
私はジヌさんに呼びかけられ、顔をあげた瞬間…唇に何かが触れた。
え…キス…されてる…?
しばらくすると、ジヌさんの口が離れた。
完全にフリーズ。
そう言って、今度は私からジヌさんに抱きついた。
その後は、ジヌさんにも私にも仕事があるので、また会う約束をして、私は部屋を去った。
そして、私は急いで春夏に報告しに行った。
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