第10話

嫉妬___ジヨン
604
2018/07/10 09:46
僕がトイレから帰ると









あの子がたってた。









最初は幻覚かと思って目を何度こすった。









でも幻覚じゃなかった。









もしもボクが君と付き合ってたら







抱き合って一緒に温もりを感じられただろう。







でもできないんだ。







何となくもやもやした気分のまま…







時間が経つにつれ








あのこの様子がおかしい。








フラフラしてる。
お酒でも飲んだのか?
でもあの子はウーロン茶しか飲んでない









「ふわふわするねぇ~ニヒヒ」
にやけながら僕らに言ってきた。






さっきまでこの子が飲んでたのは
「ウーロン茶」じゃなくて
「ウーロンハイ」だった。






さっきまでノリノリテンションだった
のに
急にぐずぐずしだして
泣いちゃった。







好きな子がいるんだって。






どうしたらいいか分からないんだって。






僕だってわからない。






だって君が好きだから。

プリ小説オーディオドラマ