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第1話

❅ 日 常 ❅
1,031
2020/03/16 08:49




私の彼氏。











誰に言っても恥ずかしくないし
私には勿体ないくらいのすごい人なの。




誰よりも努力家で、歌も上手くてダンスもアクロもこなしながら勉強だって出来ちゃうハイスペック。



そんな彼の名前は……















(なまえ)
あなた
 阿部くんおかえり~! 
阿 部 く ん
阿 部 く ん
 ただいまぁ… 



阿部亮平くん。



阿部くんの方が歳上だけど、こうやって疲れ果てて帰って来た時はそうは見えないくらいに甘えてくる。






阿 部 く ん
阿 部 く ん
 ん~…疲れた…あなた 
(なまえ)
あなた
 お疲れ様っ! 
阿 部 く ん
阿 部 く ん
 ありがとう… 





荷物とコートを預かり、ハンガーに掛けていると





(なまえ)
あなた
 阿部くん…?! 
阿 部 く ん
阿 部 く ん
 ん…ごめんちょっとだけ 




肩に阿部くんの頭がずっしりと乗る。




そのまま後ろから腰に手が回ってきて、私のことを強くギューっと抱きしめた。





(なまえ)
あなた
 お疲れだね~. 



少し乱れた彼の髪をそっと撫でる。



すると、私の首筋に顔を埋めながら『んー好き』なんて呟きながら頭をぐりぐりと押し付けてきた。





こういうところ、本当に可愛いんだよね……






ずっとこんな時間が続けばいいのに、と思いながら私を抱き締めてる彼の手に自分の手を重ねた。






続.

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