第38話

手を伸ばせば
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2019/05/31 10:50
さあ、メインディッシュはすぐそこ。

私のゴールは手を伸ばしたら届く距離にある。

私の望みはすぐそこに。
詩織
ねえ、莉音、ちょっといい?
莉音
なに、、?
詩織
話したいことがあるんだけど。
莉音
わ、わかった。
莉音様がこんなにも純情に従っているのは、一軍が莉音ただ1人の状態だから。


陽奈と優衣は私が堕としたのだけれど、、













この1週間、七瀬は、休み続けている。
理由は定かではなくって。
先生曰く『家の用事』だそう。


まあ、私にとっては莉音を潰しやすくなったから、いいことなんだけれど。

ポツリと1人になってしまった莉音。



堕としやすいのは、いうまでもない。

それに、陽奈の協力もあって、もう莉音を堕とす用意は全て揃っている。

ちなみに今回は『協力者』に協力を仰いではいない。


『協力者』より、有能な陽奈が手伝ってくれたからだ。


私は、このクラスで1軍の取り巻きは、
莉音についているのだと思っていたのだけれど、、

七瀬についているようだった。


私もクラスで独りだけれど、

莉音も同様に独りだ。
今の莉音に私が負ける要素はない。
詩織
これ、なに?
私が莉音に、スマホの画面に映った写真を見せる。

莉音は驚いたように、目を大きく見開いた。


莉音
な、なんであんたがっ、、!!
詩織
人の彼氏とって、最低だね。

クラスに響き渡る私の『最低』という声。

地獄を見せてあげるよ。

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