第30話

野獣
226
2019/05/17 05:15
莉音
おそいんだよぉ!!
詩織
ごめん、ちょっと用事があった。
別に用事があったわけではないけどさ。
不破くんと会って、話したから、仕方ないよね、

うん。


私にだって自由ぐらいあるんだし…ね?
七瀬
もう、莉音さ、いいから。
早くご飯食べよっ、、。
陽奈
そーだよ!!
屋上いこっ!!
1軍様は、ニヤリと笑って私が買ってきた、購買部の袋を取ると、屋上へ消えていった。
このお昼の時間が私の学校で、

唯一、息を抜ける時間。


そして、私と、

私の『協力者』の、

密会の時間でもある。
『協力者』
詩織、、すごい情報、手に入れたよ。
落ち着いたトーンで言った協力者は、

私にとある封筒を渡した。


封筒の中身は、一枚の写真。
詩織
これって…、
沙月
うん。
その写真に写っていたのは、、、
おじさんと歩く、




















陽奈だった。
詩織
まさか…、、嘘でしょ?
まさか…、、

嘘だろう??


こんなの、おじさんと手を繋いで歩いている……なんて。
『協力者』
嘘じゃないよ、その、まさか。
『協力者』
これが、その証拠。
『協力者』が私にもう一枚、

写真を渡した。


そこには、そのおじさんからお金を受け取る陽奈の姿があった。


そういうこと…をしていたのか。

なら…、、これなら、いける。
詩織
ありがとう。
これで、復讐を始めれるよ、
『協力者』
なら、よかった!
さあ、始めよう。

スクールカーストをぐちゃぐちゃに。


めちゃくちゃにしてやるんだ。
詩織
ターゲット1、『東 陽奈』

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