私は自称『鳥羽綾乃』であるこいつが、なぜ『全国模試一位』を、取れるのかが訳がわからなかった。
こいつは私の『幸せ』を壊した主犯格だと、陽奈から聞いた。
まあ、陽奈は私が死んでないことを知っているんだけどね。
だからこそ、こいつが主犯格だってことは、もうすでにわかっている。
問題はこいつが、何故、とぼけているのか…だ。
それに、前の学校ではこいつの成績は普通ぐらいだったはずだ。
それがなんで急に『全国模試一位』などに。
真緒を足蹴にしながら聴くとこいつは、首を傾げた。
なにが、おかしいんだ?
…は?
なにそれ。
都合の悪いところだけ忘れてるなんて。
絶対に、思い出させてやる。
思い出させて、地獄に突き返してやる。
いや、そんな言葉じゃ違うな。
陽奈はこいつが『一軍』になったと言っていたから、、だから、、そうか!
『バイバイ1軍様』とでも言ってやる!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。