午前0時
真冬の路地で
美しく響く
〜甘い声〜
ぼくは、雪、。
今日は、幼なじみの天音に路地に来るように言われたから、来たんだけど、何故か、天音は黙ってるんだよね。。何でだろ?
「ねぇ、天音、こんな所に呼び出して、どうしたの?」
「……」
「ちょっと、天音、黙ってないで何か言ってよ!寒いんだってぇ〜」
「……」
「実はな、俺、雪のことが、好きなんだ。友達としての好きじゃなくて、恋愛感情として、。」
「……ふぇ、?」
僕は、あまりに突然のことに声が裏返ってしまった。
天音が、僕のことを好き、?
ホントに、?
「まぁ、驚いても仕方ないよな、今まで幼なじみとして過ごしてきたんだからな、。」
何でそんなに悲しい声で話すの、?
「やっぱり、このことは忘れっ_!」
チュッ
僕は、天音の唇に軽くキスをした。
「……ふぇ、?」
すると、天音はさっきの僕のような声を出して驚いていた。
「ぼ、僕だって、天音の事ずっとす、す、好きだったんだから、忘れられる訳ないじゃん///」
僕は、自分の顔が赤くなっていくのが分かって、とても恥ずかしくなった。
「雪も、俺と、おんなじキモチ、だった、のか、?」
「そ、そぅだってば///」
すると、天音は強引に僕の体を引き寄せて、僕の唇を奪った。
「ん、んふぅ、ぁ」
今までに出したことがないような甘い声が出た。
「可愛い(妖笑)」
「ちょ、///イキナリは、ズルィ。」
「ねぇ、雪、このままヤッてもいい、?」
「うん、もう、僕は天音のものだよ///」
「ありがとう。じゃぁ、どこ触って欲しい、?」
→次へ続く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。