キラっ…
姉さんが、しのぶが、カナヲが、皆が
少しずつ、光のオーブを飛ばして消えていく。
嫌だ嫌だと首を振って、
姉さん達の手をしっかり掴む。
皆が苦しそうな顔をした。
サァッと血の気が引いていく。
うそ、うそ。
嫌だ嫌だ。
キラキラと虹色に光る球を渡されるが
受け取らずに首を振る。
後ろから声がした。
咄嗟に頭を下げる。
御館様だ。
御館様も既に消えかけていた。
姉さん達を、もう掴む事すら出来なくなった。
口元に人差し指を立てて、
お館様はシーっと言う。
私は即座に静かにした。
,
,
もう身体は消えている。
皆が微笑む。
,
満面の笑みで、もう悔いなんてないような顔して
皆は消えていった。
いつの間にか着ていた死装束では無くて、
鬼殺隊の隊服で、姉さんの羽織りも刀もあった。
ギュゥッときつく抱きしめられる。
少し、恥ずかしかったです。
___今までありがとうございました!
これにて完結になります!
更新中のコメントも、更新停止中のコメントも本当に嬉しかったです!
この作品、凄く沢山の方に読んで頂けたみたいで、すごく感動してます!
評価、コメント、お気に入り等、ありがとうございました。
私が思う、この作品での「名言集」を次回から書いて行きたいと思います!
名言集が終われば本当に最後ですが、
見ていただけると嬉しいです!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。