下から聞こえてくる会話。
え、どこにいるのかって?
正解は京都の人達がミーティングしている部屋の天井裏ですよ^^*
宇髄さんにも教わっていたので、
こういうの得意です。
忍び直伝ですからね。
この糞ジジィ…学長が絶対何か言うなと思いまして、ここに参じた次第です。
虎杖くんの死を事故として処理するとかアホな事抜かしてますよ。
救いようがないくらい屑ですね。
五条先生が怒るのも無理はない。
どうしてこんな人が学長なんでしょうか。
ていうか、命をなんだと思っているのか
全然分かりませんね。
バキィッ
下から板を割る音が聞こえた。
…あら、意外とまともな方も……
……まともではありませんね。
確かに。
ガチ勢じゃないですか。
柱ほどでも、上弦程でもないが
威圧が凄い。
東堂くんがどこかへ行くと、
学長もどこかへ行ってしまった。
東堂くんは掴めない人ですね。
よく分かりません。
そんなことを考えていると、もう話は進んでいた。
私は命を軽く見るあなな達を見過ごせませんね。
これは…
大変なことになりそうですね。
もう少し話を聞いたあと、私は自分のチームのものに帰った。
秘密事項なのに変わりはありませんからね。
…何か居ますね。
そう思いながらも、
ザッと並んで歩き出した。
仕切ってますね、虎杖くん。
と思ったら、ゴンッと蹴られる虎杖くん。
禅院真希さん…いいじゃないですか、今くらい…
困ったように笑ったが、私はスっと虎杖くんに近づいて、虎杖くんに耳打ちした。
トンっと虎杖くんの背中を押してそう言った。
……フードの下に貼っておいた御札。
誰も気づかないといいけど。
____次回もよろしくお願いします!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。