そう言われ、車から降りた。
何時間たっても、呪霊の気配すらしなかった。
納豆巻きを食べながらそう言う。
美味しいですね。
あはは…(^_^;)と笑っていると、
「あぁ!!いたーっ!!良かったー!!」という声が聞こえてきた。
答えを求めるべく恵くんを見ると、
「呪いの話はダメっすよ」とこっそり言う補佐官の方に頷きつつ、女の子の方を見た。
女の子が恵くんの言葉をさえぎり、
恐怖に怯えた顔を見せた。
早速現れましたね。
呪いにかかっているかもしれない人が。
なかなかの恐怖ですね
被害者4人とも
異常発覚から無くなるまで2週間は空いてる。
この子はまだ少し余裕があるみたいですね。
けど、早急に片付けた方がいい事に変わりはない
補佐官の方は気が利く人だ。
ホッとした女の子は話した。
ツミキ…
恵くんのお姉さん…!?
驚いている私達とは裏腹に、
当の本人はケロッとしてそう返した。
女の子とバカAかBか忘れた人達が帰ろうとする。
私はその女の子を止めて、
御札を渡した。
花守の術式をかけた御札。
何かあっても死には身代わりになってくれる。
___次回もよろしくお願いします!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。