第25話

弐拾肆
38,712
2021/01/09 11:07
五條悟side




五条悟
美味し?
大瀬良(なまえ)
大瀬良あなた
ぐすっ…むぐ…ずびっ美味しいです





泣いたあとなので鼻をすすりながら、もぐもぐとおにぎりを食べるあなた。





ん〜、拗ねてる子供みたい☆





五条悟
あんなに荒れていたのは悠仁を
亡くしたからかな?



そういうと、あなたの動きがピタリと止まった。





……言ってくれないかな…





しかし、




大瀬良(なまえ)
大瀬良あなた
…そういう事です。
もっと、強くならなければならないと、
その一心……いや、怒りが殆どだったかと



お。




素直に話してくれた。





悠仁死んでないけどね☆



そういや、どうしてそんなにこだわるんだろうか。

実施試験の時も荒れてたよな。



五条悟
あなたはどうしてそんなに、
悠仁の死にこだわるの?
あ、まぁそりゃ人が死ぬのは嫌だけどさ。
この前の実施試験の時もそうだったでしょ?




カチャリと刀がなる音がしたと思えば、
あなたは足を抱え込むようにして座った。




そして、




大瀬良(なまえ)
大瀬良あなた
重ねてしまうんです。
大瀬良(なまえ)
大瀬良あなた
教え子に、どうしても重ねてしまうんです。




お し え ご ?




五条悟
ン?教え子?
大瀬良(なまえ)
大瀬良あなた
継子って言って、
素晴らしい剣技の才能を、
柱から認めてもらい、
自分の跡を継ぐ剣士として
柱直々に指導してもらえる子です
大瀬良(なまえ)
大瀬良あなた
私もその柱であった時期に、
2人ほど継子をもっていました。
大瀬良(なまえ)
大瀬良あなた
けれど、どちらも任務中に殉職。
…相討ちだったそうです。
私が行っていれば、そのような事は……




だんだん小声になって、俯いて言ったあと、スゥッと息を飲む音ともに、あなたは顔を上げた。





大瀬良(なまえ)
大瀬良あなた
リスクは、背負う前に対処します。
そういう考えを持つようになったのは
その頃からでしたね。



乾いた声で笑ったあと「あの子達の未来を…私は奪ってしまった…」と小声で聞こえた。




その後は、僕のデコを指でツンと触ってきた。




五条悟
あ、えっ、なに?
大瀬良(なまえ)
大瀬良あなた
ふふふっ。
 


一瞬余裕が無くなった。




大人を弄びやがって…





大瀬良(なまえ)
大瀬良あなた
虎杖くん、生きてますよね




げっ




五条悟
…いいや、悠仁は……



なんとか乗り切ろうしたものの、



大瀬良(なまえ)
大瀬良あなた
嘘はつかなくて結構ですよ
虎杖くんの気配が主に地下室あたりでします。
大瀬良(なまえ)
大瀬良あなた
虎杖くんは半分呪いです。
生きている可能性は充分あります
調べても?



黒い笑みでそう言われ、もう暴露するしか無かった。






…お楽しみにしようとしてたのに!








____次回もよろしくお願いします!



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