五條悟side
泣いたあとなので鼻をすすりながら、もぐもぐとおにぎりを食べるあなた。
ん〜、拗ねてる子供みたい☆
そういうと、あなたの動きがピタリと止まった。
……言ってくれないかな…
しかし、
お。
素直に話してくれた。
悠仁死んでないけどね☆
そういや、どうしてそんなにこだわるんだろうか。
実施試験の時も荒れてたよな。
カチャリと刀がなる音がしたと思えば、
あなたは足を抱え込むようにして座った。
そして、
お し え ご ?
だんだん小声になって、俯いて言ったあと、スゥッと息を飲む音ともに、あなたは顔を上げた。
乾いた声で笑ったあと「あの子達の未来を…私は奪ってしまった…」と小声で聞こえた。
その後は、僕のデコを指でツンと触ってきた。
一瞬余裕が無くなった。
大人を弄びやがって…
げっ
なんとか乗り切ろうしたものの、
黒い笑みでそう言われ、もう暴露するしか無かった。
…お楽しみにしようとしてたのに!
____次回もよろしくお願いします!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。