プルル...
プルルル...
いきなり電話音が俺の部屋に鳴り響く。
誰だと恐る恐る見るとそこには
「みや」という名前が画面に映っていた。
みやとは気まずい仲でなかなか喋ったりはしていない存在。
そんな人から電話なんて、
なにかあるのかと思い電話をでる。
プツ..
ツーツー....
電話はすぐに切れてしまった。
みやの考えてることは全くわからない。
だが、何か企んでる。っていうことは
俺でもわかった。
俺の元恋人。
もう何年もじんたんに会ってないなぁ、
今何してんだろ。
テレビでも見てるかな?
それか読書?
それとも寝てる?
そんなじんたんの行動を考えている。
じんたんと会えるチャンスはポッキーダンスの時だけ。
…不安が楽しみに変わっていく。
1人で微笑みながらその時を待っていた。