....7月_みやと夏祭りデートをした。
....10月_みやとハロウィンパーティーをした。
....12月_みやとクリスマスデートをした。
....2月_みやにバレンタインチョコをあげた。
そして、
....3月_俺たちは高校を卒業する。
桜は満開に咲き誇り、風が和らげに髪と耳をくすぐるいい天気の日に。
俺たち3年は今日で最後の制服で身を包み、
表情はみな、悲しげになっていた。
みやの最後の制服姿。
もうこんな姿…見れないんだ…
みやと会える時間も少なくなるし…
いいことなんて一つもないや…
やばい…泣きそう…
.....
この一日が終われば
皆とも会えなくなる。
そんなことを思うと悲しさが増すばかりだった。
......
前に聞いたことがあるような声。
この声を聞くと自然に涙が消え、
落ち着いた。
その声はテオくんだった。
やばい…気まずい…
どう返したらいいの…
今日卒業式だねって言う?
それとも無視?
あぁ…思った通りに言葉が見つからない
俺が言葉を出す前にテオくんは去っていった。
俺は寂しさに満ちた。
前まではあんなに俺を笑顔にしてくれたテオくんがあんな硬い表情で俺の目の前から去るなんて。
目のふちに涙が溜まる。
1つ瞬きをすると涙がこぼれ落ちた。
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なんか急展開になってしまいましたが
こうでもしないとスランプになってしまうので…!
申し訳ございませんヾ(´;ω;`ヾ)
by寺藤
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。