あぁ…。
みやといるの楽しいな…。
なんて、みやと会う度に不意に思う。
みやといると…
なんだか楽しくなって…
笑顔が増えて…
ドキドキも増して…
……
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テオくんの笑顔が濁りながら俺の頭を過ぎった。
みやの声は俺の耳を通るだけで頭の中にはみやの言葉は通らなかった。
心の端にまだテオくんとの思い出があった。
ダメ…ダメ…やだ…やだ…
テオくんの隣にはかすちゃん
かすちゃんの隣にはテオくん
ダメ…
俺にはみやがいる。
みやには俺がいる。
今の俺の心の中はみやでいっぱい。
そんな呪文のような言葉を何度も繰り返し、
俺の心の中に秘めた。
頭にテオくんが過ぎるたびに俺の思考回路は不安定になる。
どういう感情なのかもわからなくなっていく。
それってまだ…
テオくんのことが✕✕ってこと…?