第45話

お願い、【テオsaid】
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2018/05/20 12:49
じんたんは俺と別れてから
今はみやと仲が良くいつも一緒にいる。


そんなみやがこの頃なにかおかしかった。

みや
はぁ…
ほら、ため息をついた。
1回ならまだしも何回も。何十回もため息をついている。
それにじんたんといる時が1番おかしかった。

ソワソワしたり頬が少し赤く染まったり。



まるでじんたんに恋を抱いているよう。
テオ
少し尾行してみよう…




















お昼休み。

じんたんとみやは一緒に屋上へ向かった。
俺もその2人について行く。

屋上に付き、2人は弁当を取り出し食べ始める。
みや
じんたんご飯粒を付いてるよ
じん
…えっ?
みやはじんたんの方を優しく触れ
ご飯粒をとった。
テオ
…なっ…あいつ…
じん
…///
じんたんの表情は赤くなる。

すごく照れている。恥ずかしがっている。
テオ
じんたん……
みや
あ、そうだ
みや
俺がもしじんちゃんのことが
みや
好きって言ったら
テオ
……っ!
みや
どうする?
やっぱりそうだった。
みやはじんたんのことが好きなんだ。


でも…大丈夫…
じんたんの思い出の中に俺が少しでもいられたから…

俺のことを思い出して……
テオ
思い出し…て…っ
俺は次第に涙が零れる。

2人に声が聞かれたいように
口を手で塞ぐ。
じん
…え?
じんたんは言葉をなくしていた。

言葉が突っかかっている。
そんな気がした。
テオ
…お願い…みやと付き合わないで…
2人に聞こえないぐらい
小さな声で呟いた。

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