第29話

お泊り会。【テオsaid】
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2018/03/29 11:26
1日の授業を終え、やっと帰る時間になった。

俺は早速じんたんがいるクラスへと行く。
テオ
じーんたんっ!
テオ
帰ろー!
じん
あ、うんっ!
帰り道、いつもはこの時間がすごく短く感じたけど今日は帰り道だけじゃなく、
俺の家に来て今日1日、じんたんと居ることになる。
家につき、さっそくじんたんを上がらせた。
じん
お、お邪魔しまーす
じんたんはキョドキョドしていた。
きっと慣れなていない家に居るのは少し不安だろうから。
じん
あ、そう言えばお母さんとお父さんは?
テオ
あ、それなら大丈夫
テオ
俺の父さん、離婚してていないし
テオ
母さんは基本昼にしかいないから
じん
あ…そうだったんだ…
じん
なんかごめんね…
テオ
いいよ!気にすんな!
テオ
さっ!俺の部屋行こ!
じん
うん!
あぁ…この時間がいつまでも続けばいいのにな…
なんてバカな考えをした。
じん
わぁ…!テオくんの部屋だ!
じん
あ、なんか筋トレグッズ多いね
テオ
あぁ、これ?
俺は筋トレグッズを1つ手に取り、じんたんに渡す。
じん
んっ…重!
じんたんは運動不足なのか、俺が軽いと思っているものも重いと感じていた。

運動不足のうさぎさんめ。

じん
なんでこんなに筋トレグッズ持ってるの?
テオ
えー?1つは趣味でもあるし、
テオ
それに…
テオ
じんたんを守るためだよ
そう言うとじんたんは一気に顔が真っ赤になった。

照れ屋なんだね、じんたんって。
じん
なっ…!
じん
やめてよ…恥ずかしいじゃん…!
顔を赤らめていうじんたんはそっぽを向いた。

少しからかいたくなったが、じんたんがこれ以上拗ねたら雰囲気が悪くなってお泊り会がなくなってしまう。

そんなことを思いやめといた。
テオ
ははっ!可愛いねじんたんって
じん
んっ…もぉ…!
あと何回じんたんの可愛い顔が見れるかな?

俺たちのお泊り会はまだまだこれから。

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