第63話

お華ちゃんのお話
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2021/03/02 13:31




お丸「お華〜!新吉親分来てるわよ〜」




新吉さん…、!






『新吉さん、いらっしゃい』



新吉「あぁ、華、、少し話があって…」



『はい、、』



新吉「お丸、席外してくれ」



お丸「はいよ」







新吉「華、俺まだ迷ってる…」



『2代目鼠小僧の話、?』



新吉「そうだ、そして華、お前のことも」



『わ、わたし?』



新吉「もし、俺が2代目鼠小僧になるって言ったら… どうする?」



『私も、2代目鼠小僧は新吉さんしかいないと思うわ。 新吉さん、正直で優しくて、立派… 私はそんな新吉さんにたくさん支えられたわ』




新吉「もし2代目鼠小僧になったら…
俺のそばに居てくれるか、?」




『へ…?』








新吉「華、お前が好きだ」








新吉「俺は、決着をつける、だからそれまで待ってて欲しい」






『決着、?』






新吉「黒影組の、官兵衛、半兵衛、そして以蔵だ」





『黒影組…』





新吉「どうした?」





『いや…』






決着をつける…




勝負なら、どちらかに勝敗がつく




どちらかが、命を落としてしまう





官兵衛さん、あんな素敵な人が、、





あべぞう「 にゃぁぁん…」





『あべぞう… 私はどうしたら…』









どうしても〝 決着をつける 〟 という言葉を




受け入れることができなかった。









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新吉side











そして、決着を着ける時が来た








黒影組の 官兵衛、半兵衛、以蔵 覚悟しとけよ













暗い夜、鋭い刀の音、血の匂い、







鼠の望む笑いあり、涙無しの江戸の町




それは、江戸のみなは全員望んでいる事だ




お丸、そして華、少しでも安心した気持ちにさせたい








そして、最後討つだけになった












新吉「覚悟見ろ!!!」




刀を振りかぶろうとしたとき、






華「新吉さん!やめて!」



新吉「華、!?」




華「新吉さん…やめてください、!討たないで」




新吉「でも、こいつを討たないと!」




華「官兵衛さんは、悪人ではありません!」



官兵衛「華…」



新吉「でも、こいつはたくさんの人を殺してきたんだぞ!」










華side



わかってる。わかってる、でも、、







『 官兵衛さん、どうか武力を悪用に使わないでください… 。 江戸の町を…江戸の町を官兵衛さんにも守ってもらいたい…』






官兵衛「…」





『私に優しくしてくれたように、貴方はどこかに絶対綺麗な心をもっている、だから… お願いします、江戸の町をお守りください…、!』








官兵衛「…華、」








官兵衛「お前がそこまでいうなら、」



半兵衛「官兵衛!それでいいのか、」



官兵衛「俺に従えないとは、半兵衛いいのか」



半兵衛「こんな美人なお嬢ちゃんが言うなら仕方がないな」













そして、誰も命を落とすことなく事は済んだ



















新吉「華、今日も綺麗だな」




『新吉さん!いらっしゃい』



新吉「この間の話の事なんだけど…」

























『新吉さん、


一生あなたを支えてまいります。』















新吉「華…、! 」







そして、熱い口づけを交わした。
















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ご覧頂きありがとうございました!




どうだったでしょうか、




本編とは内容が異なっていますが、笑




私事ですが、官兵衛が大好きなので、




官兵衛とのラブシーンも踏まえながら、




男前の新吉親分とのハッピーエンドにさせてもらいました!







今年の滝沢歌舞伎も楽しみですね(^-^)




















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