第6話

─5話─
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2019/09/17 22:44
居間にて、
神城 未来乃
神城 未来乃
わぁ、美味しそうなお菓子。
神城 晴子
神城 晴子
本当ねー!いつもありがとう!
桜場さん達!
桜場料理長
桜場料理長
いえいえ。とんでもございません。
桜場さん含め使用人が頭を下げると、


廊下の方から綺麗な着物を着た…
神城 千代
神城 千代
あら、素敵なお茶の匂いねぇ。
神城 作助
神城 作助
!母さん、ただいま帰りました。
神城 晴子
神城 晴子
お義母様!ただいまです。
神城 千代
神城 千代
いいのよいいのよ。
私もお茶をいただこうかしらね。
御波 直
御波 直
かしこまりました。
今日は、洋菓子だ。


これでも、さっきお嬢が飛び出して行った時、


すぐに作らせた、いや、早すぎるんだがな。


流石すぎるな。料理長。


今日は、クッキーと、紅茶。
神城 天
神城 天
婆ちゃん。爺ちゃんは?
神城 千代
神城 千代
今は囲碁やってるわよ、安心なさい。
安心、という言葉が最適な程、


この四人は爺さんを嫌っている。
そりゃあそうだろう。


姉、娘が〝檻〟に閉じ込められているのだから。
神城 未来乃
神城 未来乃
んー!紅茶おかわり。
御波 直
御波 直
はいはい。
自分の事だと分かっているお嬢、


しかも自分も爺さんを嫌っているから、この空気、


話題を一刻も早く変えたいんだろう。


俺も差し出されたカップに紅茶を注ぐ。
神城 千代
神城 千代
そうね。この紅茶、
とてもフルーティーね。
神城 晴子
神城 晴子
本当ですね♪
などと、緩やかな会話だなぁ。


まぁ、嫁姑だけど仲悪くはないんだよな。


むしろなんか楽しそうだけど。


婆さんも晴子様も、優しい方だから、かな。
神城 作助
神城 作助
天、身長何センチだ?
神城 天
神城 天
まだ180。
まだって何。伸びるつもりなの坊っちゃん。


やめて、俺が辛い。


俺179だし、伸びる余地ないからやめて。
安立いいよなぁ。182?だっけ?


チッ、はよ抜かされろ!(矛盾)
安立 太陽
安立 太陽
いやー!坊っちゃん毎日一ミリ伸びてそう!
御波 直
御波 直
いや有り得ないこと言うなよ。
神城 天
神城 天
ナイスツッコミ御波さん。
神城 晴子
神城 晴子
安立くんww
神城 作助
神城 作助
天もあの明るさ見習え(笑)
神城 天
神城 天
無理があるでしょ!!
俺も思ったー。


作助さん、それ多分明るいじゃなくて、


うるさいですね。ハイ。
安立 太陽
安立 太陽
明るさは負けませーん!
だからそれうるささな?
神城 未来乃
神城 未来乃
お母さんとお父さん、次はいつからお仕事?
神城 晴子
神城 晴子
明後日なのよーー。もーほんと大変!
でもこの仕事好きだからぁー
神城 作助
神城 作助
頑張らないとな。
神城 天
神城 天
頑張って。
神城 未来乃
神城 未来乃
疲れたらいつでも帰ってきて?
神城 作助
神城 作助
あぁ。
神城 千代
神城 千代
無理はしないようにね。
貴方達が倒れたら元も子もないわ。
神城 晴子
神城 晴子
はいっ。ありがとうございます♪
神城 未来乃
神城 未来乃
…?お父さん、その手の傷は?
お嬢が言って、俺もやっと気付いた。


何か手に擦り傷。
神城 作助
神城 作助
ん?あー、どこかで擦ったかな。
俺はもう既に使用人に指示を出していた。
??
あれあれご主人お怪我で?
消毒しましょかー!
神城 晴子
神城 晴子
あら多田ちゃん!
多田女医
多田女医
晴子さん!お帰りなさい♪
神城 作助
神城 作助
多田さん、じゃあお願いしようかな。
彼女は多田さん、この家専属の医者。


知識と腕の確かさは、二人を越えるらしい。
多田さんは、1分程で仕事を終わらせて、
多田女医
多田女医
それじゃ、皆様ごゆっくり♪
晴子ちゃん!後でお話しましょー!
神城 晴子
神城 晴子
えぇ、勿論!
神城 未来乃
神城 未来乃
多田さんは面白いね…(笑)
俺も思うわー。


てか、晴子様と多田さん仲良すぎかよ(笑)

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