第24話

24 .。o○
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2021/05/13 13:48
《あなたside》



やっぱり図書館は落ち着く。









もう閉館間際だし、人もまばらでいつもの席から見える庭もライトアップされてて幻想的。









本の匂い、景色、静けさ。









うんうん、最高。









しばらく、落ち着いて景色を見ることも出来ないくらい切羽詰まってたのかもしれない。もう暗いけど、草木が青く生い茂っていて季節はもう変わるんだと感じる。








人間、やっぱり周りの景色くらい見る余裕が無いとダメね。


(なまえ)
あなた
ふぅ、、


深呼吸して、いい気分で本に視線を向けた。



スンミン
スンミン
あなた
(なまえ)
あなた
……っ!!


大きい声を出しそうになるくらいびっくりしたけど、図書館なので声を出さないように抑えた。


(なまえ)
あなた
め、珍しいね……この時間
スンミン
スンミン
なんか今日はこの時間にあなたがいる気がして(笑)
(なまえ)
あなた
え、
スンミン
スンミン
なんてね(笑)
(なまえ)
あなた
あ、はは……
スンミン
スンミン
あなた、この後ご飯行かない?
(なまえ)
あなた
……え?
スンミン
スンミン
あ、いやだ?
(なまえ)
あなた
嫌じゃないけど……



なんでわたし??



スンミン
スンミン
けど?
(なまえ)
あなた
あ、いや。うん、いいよ
スンミン
スンミン
この前あなたに勧めてもらったサスペンス、めっちゃ面白かったからその話したくて!
(なまえ)
あなた
あ、読んだ?
スンミン
スンミン
うん、だから早く行こう
(なまえ)
あなた
ええ……
スンミン
スンミン
お家でも読めるでしょ
(なまえ)
あなた
分かったから、、本借りてくるね



そうして、2人でご飯を食べに行くことにした。









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