第20話

20 .。o○
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2021/05/09 09:18
《あなたside》




スンミンくんへのぼんやりした気持ちを抱えながら、また一日を終えた。









今日は、少し買い物でもして帰ろう。









不完全燃焼、というかもやもやした気持ちは大好きなコスメを買って紛らわそう。









そう思って、複合施設に来た。









職場は、街の中心部にあるからなんでも揃ってて帰りに買い物して帰るのには絶好の立地。









あ、時間あるからカフェでお茶してから行こうかな。








目に入ったカフェを見て、足がカフェに向く。









コーヒーを注文して、席に着いた。









すると、目の前の椅子がスっと引かれた。









びっくりして目を向ける。


スンミン
スンミン
こんにちは、あなた。よく会うね。


平然と座るスンミンくん。


(なまえ)
あなた
なんで……?
スンミン
スンミン
よく来るの。たまたま、あなたを見かけたから、テイクアウトのつもりだったけど、、



そう言いながら、私と目を合わせる。









その視線にドキッとした。わたし、ちょっと意識し過ぎじゃない?



スンミン
スンミン
あなたは?よく来るの?
(なまえ)
あなた
いや、初めて……
スンミン
スンミン
これからどっか行くの?
(なまえ)
あなた
うん、買い物に
スンミン
スンミン
俺もついていこうかな〜(笑)
(なまえ)
あなた
え゛っ
スンミン
スンミン
うそうそ(笑)俺もレッスンあるから(笑)
スンミン
スンミン
本当はあなたと買い物行ってみたかったけど
(なまえ)
あなた
あはは……(笑)



スンミンくんがわたしのことを不思議そうな目で見てくる。








視線と言葉にドキドキする。そんなに見つめないでよ。








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