第9話

9 .。o○
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2021/04/30 22:20
《あなたside》



(なまえ)
あなた
あ、え?あ……いや、あの……知ってる……?のかな……?
スンミン
スンミン
なにそれ



確かに。そうだよね、うんうん。なにそれだよね。うん。








冷たくない??泣きそうなんだが??



(なまえ)
あなた
あ、はい。知ってます。はい。
スンミン
スンミン
わざと?
(なまえ)
あなた
え?なにが?
スンミン
スンミン
はあ……



「勘の悪いヤツ」その言葉が聞こえてきそう。



スンミン
スンミン
俺だって分かってて、ここに来てたわけじゃないよね?
(なまえ)
あなた
もちろん……わたしはただ仕事帰りに本を読もうとして……、
(なまえ)
あなた
あ!もちろんあの席もあなたのことつけたわけじゃないから!
スンミン
スンミン
あー、、それはごめん。あそこの席、俺もよく座ってるけど、高確率で女の子が座ってるなって思ってたから……。
スンミン
スンミン
きっと君だよね
(なまえ)
あなた
はい、、きっとそう……
スンミン
スンミン
今日は君の席取っちゃったね
(なまえ)
あなた
いや、私の席じゃないから大丈夫
(なまえ)
あなた
あ、じゃなくて


そうそう。









こんな機会そうそうないから伝えておこう。


(なまえ)
あなた
わたし、あなたのカバー曲を夜聞いて、不眠症が治ったの。ありがとう。助かりました。



そういって、軽くペコッと頭を下げた。


スンミン
スンミン
そっか、こちらこそ聞いてくれてありがとう



そういって、爽やかに微笑む彼。









一度に2人の人を見ている気分。









冷たいのか優しいのかわからない。









あと、イメージと違って割と困惑してる。


スンミン
スンミン
君は俺のグループのファンってわけじゃないよね?
(なまえ)
あなた
あ、まあ、はい。Straykids自体は……
スンミン
スンミン
そっか、ならいい。
スンミン
スンミン
じゃあ、またね


右手を上げて、颯爽と帰ってしまった彼。









きっとわたしがどこかに情報を売ることを恐れたのだろうか。








やめてくれよ。そんなことしたらこの図書館がうるさくなるだろうが。それだけは勘弁して欲しい。私の癒しだ。









スンミンくん……、歌は最高だけどわりとクールな人だったと発覚。


(なまえ)
あなた
ん……?
(なまえ)
あなた
ま、たね……?


あの人、またねって言ってた?






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