第36話

36 .。o○
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2021/05/24 08:22
《あなたside》



歩幅をわたしに合わせて歩いてくれるスンミンくん。








背が高くて足も長いから、正直少し歩きづらそう。









こういう優しさが嬉しい。









スンミンくんが誠実で、謙虚で、真面目なことは分かってるけど。









あの1度のキスだけで、グズグズ悩んでる私は相当面倒な女なのだろうか。









わたしにソレが出来たってことは、ほかの女の子にもする可能性があるもの。




スンミン
スンミン
……い、けい?
(なまえ)
あなた
あ!ごめん、ぼーっとしてた
スンミン
スンミン
だめだよ、1人だったらどうするの?危ないでしょ?
(なまえ)
あなた
今はスンミンくんがいるじゃない
スンミン
スンミン
……頼ってくれるの?
(なまえ)
あなた
もちろん
(なまえ)
あなた
わたしより力もあるし、背も高いし
スンミン
スンミン
ふふっ(笑)うれしいなっ
(なまえ)
あなた
??
スンミン
スンミン
俺、、年下だから頼りないかなって……
(なまえ)
あなた
そんなことないよ、歳なんて関係ない。スンミンくんは歳の割に落ち着いてる
スンミン
スンミン
俺、あなたのそういうところがっ、、ううん。なんでもない(笑)
(なまえ)
あなた
……??



《スンミンside》




「あなたのそういうところが好き」って、言いかけてやめた。









好きって言葉は、やっぱり大切に取っておきたい。









……またあなたに軽いヤツって思われたくないし。









だから、「好き」はもっとちゃんとしっかり伝えたい。



(なまえ)
あなた
言いかけてやめるの?(笑)
スンミン
スンミン
今はやめとく(笑)また今度ね
(なまえ)
あなた
ふーん……



不思議そうな顔をしてるあなた。









歳上だけど、可愛らしいところが多い。









あと、真面目でキッチリしてる所も好き。俺の事、上辺だけじゃなくて芯を見てくれるところも好き。俺にちゃんと怒るところも好き。









ああ、早く伝えたい。あなたも早く俺と同じ気持ちになって欲しいな。








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