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第5話

轟としての過去
茶色い大きなリュックサック———

 あれは私がガラル地方を冒険をしていた時のカバン
あなた

なんで…ここ、に——?

頭が真っ白になり、思わず言葉をこぼした
轟 焦凍
あなた?
 !

目を覚ました焦凍が顔を覗き込んでいる
混乱する頭を働かせて、どうにか声を出す
あなた

ねぇ、あのカバン、
いつから——初めはどこにあったけ?

轟 焦凍
…いつもここにあったよ。
うーんと、ずっと前から?
ずいぶん、アバウトな答えが返ってきた。
あなた

……そっかぁ

轟 冬美
あのカバンならあなたと焦凍が生まれた時ぐらいにはあったよ
轟 夏雄
すごい大事にしてるけど、そのカバン何が入ってるんの?
私が旅の中で仲間になってくれたポケモン達をボールに入れてあのカバンの中にいるはず———

 というか、中身を知らない物、よく家に置いてるな!?
轟 夏雄
ちょっと、横によけようかと思って触りそうになると、あなたはすぐ怒るんだもんね。
普段はそんな事ないのにさ
轟 冬美
ほんとにねぇ結局それでみんな手を出すのを諦めてたら、お父さんも何も言わなくなって…
…そういえば、お父さんに色々言って、家族全員と仲良く接してるのってあなただけよね——
そうなるのかなぁ
私はただ皆で仲良くしたかっただけなんだけど…


轟家としての私は物心ついた時、焦凍と2人ぼっちだった。

他の兄さんや姉さんとは離れた部屋で暮らしていて、関われない。
父親が世話をしてくれたけど、仕事が忙しいらしく会う時間は少なかった。

お母さんと会う時間も少なかったけど、父親と違ってとても優しかった。
No1ヒーロー事、兄さんや姉さんがいると教えてくれたのもお母さんだった。



少し、寂しかったけど幸せだった。

 だけど、焦凍の個性が出て私が無個性だと分かった時、父親は私を失敗作だと、焦凍だけを離れた部屋で育てると言った。
 私は髪の色がピンクだから、両親の両方の個性を使えるのではと、期待されていただけだけだった。


失敗作な私はヒーローになる為の訓練をする焦凍と離れるように言われた。
この時に初めて会った兄さんや姉さんが私を受け入れてくれるのは分かっていたし、それはとても嬉しかったけどここで本当に離れてしまえば、焦凍は1人ぼっちになってしまう。

だから父親に強く反抗して、反論して、反対しまくって……


 …父親は私を…焦凍以外をヒーローにしたく無いと言った

だから私はヒーローを目指さないと言って…


それでようやく…しぶしぶ、今まで通り、焦凍とは同じ部屋に入る事が許された。
 


焦凍以外のと兄さん、姉さん仲良くなったのはこの後からだった。

これより前は兄さん、姉さんが居る部屋へ行けなかったのもあるけど、初めて会った兄さん、姉さんもどこか寂しそうな感じがしたから


家族の皆に仲良くなって欲しいと思っていた
               だけど———
あなた

…私は全然、何もできてないよ

結局、家族はバラバラになって——


 焦凍は左を使わなくなってしまった

あの日、私ができたのは焦凍を庇おうと前に出た事ぐらいで
それも、右手だけしか間に合わなかった。


お母さんの心に気付かず、何も守れなかった私には右腕の
肘から手にかけてのヤケドが残った。

これは焦凍のとは違って、少しずつ消えかけてきている。
10年もしないうちに完全に跡が無くなるらしい
轟 焦凍
あなたはずっと一緒にいてくれたよ
あなた

他にできる事が無かっただけだよ




























もし、
 私も…個性を持ってたら———
そっちの方がよかったよね?