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2020/04/01

第5話

4
あなた

ねぇねぇ
玄弥は人間の私を見て
食べたいと思わないの?

不死川玄弥
不死川玄弥
思わねぇよ。
今まで人間なんか喰ってきてない
あなた

へぇ…
そうなんだ。
なんで鬼になったの?

不死川玄弥
不死川玄弥
お前の前から急に居なくなったろ?
丁度そん時くらいに
家族みんなが鬼に殺されて
俺だけ何故か生き残ってて
鬼の血が入って鬼になってた
あなた

……そ、うだったんだ。

ごめん

不死川玄弥
不死川玄弥
お前が謝ることねぇよ。
で、なんでお前は鬼殺隊に?
あなた

私も家族みんな鬼に殺されてね。
私も襲われそうになったんだけど
隠れながら逃げ回ってたら日が登ってきて
鬼がどっか行って助かってさ。
家族の仇打ちたくて鬼殺隊になったの

不死川玄弥
不死川玄弥
へぇ、そうか










今まで話せなかったことを



ゆっくりと話す。




気づけば



玄弥の手が前で組まれていて
私を包み込むように座ってくれている


玄弥と触れている部分が熱く感じ



それと同時に心拍数もどんどん上がってきて








不死川玄弥
不死川玄弥
俺さ
あなた

……ん?

不死川玄弥
不死川玄弥
鬼になっても
ずっとあなたに会いたいと思ってた。
けど、鬼だし
こんな姿を見せられねぇと思って
諦めてたけど
まさかこんな形で再会するとはなぁ。
あなた

私もびっくりだよ

不死川玄弥
不死川玄弥
こうしてあなたに触れられて
幸せだ、俺。





そう言いながら私の肩に顔を埋める
不死川玄弥
不死川玄弥
いい匂いすんなぁ
あなた

なにそれ!!
あんま匂わないで







そう言うと玄弥がフフっと笑い

私もつられて笑顔になった。
不死川玄弥
不死川玄弥
なぁ、あなた




そう呼ばれ振り返ると














唇が重なった










そして玄弥の舌が私の唇にあたり


口を開けるよう促す




そして少し口を開くと



玄弥の舌が入ってきて
あなた

……ンッ…






そして唇が離れると


銀の糸を引いていた。










あまりもの激しさに


息が上がってしまい
不死川玄弥
不死川玄弥
可愛いなぁ、あなた
あなた

…玄弥…






玄弥の顔を見ると





あまりにも切ない顔をして微笑んでいるから








あなた

ねぇ!!!!!!
これからはずっと一緒にいたいッ

不死川玄弥
不死川玄弥
それは無理だ
あなた

約束したじゃんか……

不死川玄弥
不死川玄弥
ごめんな……








一緒にいることが無理なんて



本当は分かっている。





けど






玄弥のそばに居たい







玄弥から離れたくない。







もうそれしか無かった。









ギュッと玄弥に抱きつくと







そっと引き離され
あなた

……げ、んや……?

不死川玄弥
不死川玄弥
もうお別れだ
あなた

どうして……

不死川玄弥
不死川玄弥
俺は鬼で生きていてはいけない。
お前は鬼殺隊で
これからも生きなきゃいけないからだ。







そしてゆっくり立ち上がった玄弥






手を差し伸べてくれて私も立ち上がる
不死川玄弥
不死川玄弥
だから
さよなら、だ









あまりにも切ない笑顔を私に向け







あなた

いや、だ……

不死川玄弥
不死川玄弥
あなた
分かるだろ?
俺とお前は
もう一緒になることはないんだ












それでもどうしても


刃を玄弥に向けられない。







ボタボタと涙が落ち






玄弥が歪んで見える
不死川玄弥
不死川玄弥
あなた










そう玄弥が私の名前を呼んだ時