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彼氏である涼介は厳しいというか極度の心配性。
私は24歳で涼介とは2個しか変わらないのに
いつも子供扱いで。
それに一緒に住んでるとかなり厄介で。
門限だってある。この年で22時まで。
遊びに行く度に「どこ行くの」って聞いてくる。
遅くに帰ったら機嫌悪くって。
今日はお友達とお酒を呑みに。
気付くと時計の針は0時前。
でも涼介は「仕事で帰れないかも」って、
門限なんて気にしてなかったのに。
家の近くまで歩くと、家の電気が付いていることに気付いた。
消したはずなんだけどな..
頭の隅に、もしかして。と思った。
何よその言い方。
毎日暇してるみたいな言い方は。
私だって仕事で忙しい。
休み取れたのはほんとに1ヶ月ぶりくらい。
涼介は夜までゲームしてる日が何日も続いてたじゃん。
小さい声で呟いたつもりだったのに。
前みたいに。というのは
最近までストーカー被害なあっていたのだ。
今は話したくなくて、先に寝ることにした。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!