第2話

Nice to meet you.
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2020/04/15 19:12
マホト
ほら起きな陽夜。
優しく揺すりながら話しかける声で

起きると部屋はまだ薄暗く

ジンはまだいびきをかいて寝ていた
月邨陽夜
月邨陽夜
おはよ。いよいよ今日が来ちゃったね。
いよいよ今日から私の男装生活が始まる。

そのためにジンに切りそろえてもらった髪を

触りながら呟いた
マホト
よく似合ってるよその髪。
切なく呟く私に優しくマホトは微笑んだ。

髪を切ったとはゆえ1部切られた髪は

すごく短く残ってしまっている。

それでも上に行きがちのツリ目と、

短い髪で私は男の子のようだ
それを察してマホトは褒めてくれたんだろう。
マホト
さ、そろそろ飯にスっか。
時計を見ると長い事ぼっとしていたようで、

20分ほど経っていた。
月邨陽夜
月邨陽夜
そうだね。ジンを起こして来るよ
なかなか起きないじんも一緒に入学式なので起こさなきゃ。


月邨陽夜
月邨陽夜
ジン。おはよ、朝だよ。
ジン
ンン、ン?陽夜、おはょ
優しくお腹を叩くと寝ぼけながら私の名前を

呼びながら私を引き寄せて抱き締めるジン。

このハグは私達の中では挨拶のような物で、

ほぼ毎日する。なので私もギュッと抱きしめ返して

ポンポンとジンの頭を撫でた。
月邨陽夜
月邨陽夜
もう起きなきゃ。ご飯食べよ
まだ私の腕の中に居るジンを立たせながら言うと

大人しくジンは頷いて一緒にリビングまで歩いた。
マホト
お?やっとジン起きた?笑
マホト
おはよ。
ジン
マホトおはよ今日はパン?
マホト
うん。荷造りしなきゃだし簡単だからな。
月邨陽夜
月邨陽夜
ん。美味し
クリームパンをかじりながら荷物を

横目で見ると大量。まあ三人分だから仕方ないか


『 ごちそうさまでした』



ご飯を食べ終わった私達は荷作りをして

これから住む学校に向かった。
マホト
やっと着いたぁ
ジン
まず寮に荷物置かなきゃね笑
月邨陽夜
月邨陽夜
009号室だって
学校に着くとまず寮に荷物をおけと先生に

言われたので3人で寮が何号か見に行った。

この学校の寮は5人はいるらしく

私とジンたちは同じ寮だけれど他に2人

男の子が来るらしい

私、男の子のフリ上手く出来るかなぁ。。
そらちぃ
お邪魔しまーす!
そらちぃ
お、同じく部屋の奴だよな!
俺大木空!よろしく!
がちゃんとドアが空くと同じ部屋であろう

クルクルとした髪の毛の男の子が

自己紹介をしてくれていた

すると後から来た赤い髪の男の子が

口を開いた
秋山 えいき
俺こいつの幼なじみの秋山えいき。
宜しく。
明るく挨拶した大木はニコニコとしていて

人気があるんだろうなぁと思った。

クールそうな秋山は背が高くてThe男の子って感じ。

自己紹介はすごく素っ気なかった。
マホト
俺ワタナベマホト。俺もコイツらとは幼馴染
同じ部屋だし仲良くして‪笑
ジン
ジン。カワグチジン。よろしく
月邨陽夜
月邨陽夜
俺か、お、俺
月邨陽夜
月邨陽夜
月邨陽夜。よろしく
お互いの挨拶が終わるとついでにクラス発表も

皆で見に行く事になり行きしなに

軽くお互いの事を話すことになった


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