好きな人のタイプは?
優しい人!
私の絶対条件
だった。
成績優秀で誰にでも優しい、ノリもいい。
自分でもクラスからは嫌われてはいないと思う
親友もいるし、先生からも好かれてるし
一応私の悪口も聞いたことない
自分でも居心地が良かった。
学校だけ。
放課後 帰り道ー
なんて言いながらかなはクスクス笑う
かなは恋愛話が大好きなので私がなんだかんだ
言うとすぐ恋愛にもっていく
恋愛した事がない私を早くさせたくて仕方がないらしい。
これ以上私が喋っては恋愛の全てを否定してしまいそうな気がして、分かったような分かってないような曖昧な返事をしてごまかした。
お互い手を振り分岐した道のそれぞれ違う方を歩いていく
こうやって少し否定的な意見か愚痴をこぼせるのはかなしかいない。
かなも私が猫をかぶっているのを分かって気を遣ってくれているのだろう
そうつぶやいて塾へと向かう
塾は歩いて10分くらいの近い所にある。
といっても地元の方が塾を開くからと私を誘ってくれたのだ
入塾したのは年長で当時は同じ幼稚園の子しかいなかった
小学生になるとみるみるうちに塾は人気になり知らない学校の人達もたくさん来るようになっていた
小さなため息を吐いて塾に入る
その度に彼がフラッシュバックする
1つ1つ鮮明ではっきり思い出せる
忘れろ、忘れろ、と思うほどどんどん脳内にこべりついて時が経つほど思い出す
最近は、特に。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!