切島鋭児郎side
とりあえず運ばないとだよな
でもやべぇぞ…!
俺の理性保てなくなるかもしれねえっ
いや、我慢だ
とりあえず今はソファーに寝てるから、お姫様抱っこでいいか
それにしてもこの服
薄すぎねぇか?
透けそう
っていうか、柔らかいな
ぼふっ
とりあえずあなたはベットで寝せとくとして、俺はどこで寝ようか
ンー可愛いっ
やべぇぞ今、隣で天使が寝てる…!
はぁ…
いつ見ても可愛い
なんか前より可愛くなってね?
はぁ……
やっぱり
、
なんて、こんなこと今の俺じゃ言えない
今はあなたが寝てるから言えるだけ
あなたの前でいざ、言うとなると
きっと
固まっちまう
だから今は
あなたに見合うような立派な男になる
そうすれば
きっと
きっと…
伝えられるのかな…
きっと
大丈夫
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!