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第14話

ーバイバイー
朝、大ホールに行くと

貴)桜那. . .

やっぱり桜那は死んでいて
その死に顔はどこか悲しそうだった

でも、その日はもう1人の死体があった

貴)リ、カ. . .

摩). . .

『今日は2人、嘘つきに殺されました』

『それでは話し合ってください』

貴)摩琴. . .

摩). . .

貴)ねぇ、何か言ってよ. . .

摩)ごめん、

貴)ごめんて、まさか. . .

さっきから様子のおかしい
摩琴、2人しか残ってない今
信じたくない真実が頭に浮かんでいた

摩)嘘つきは、俺だよ

貴)ッッ、なんで. . .

摩)俺だって、こんな事. . .

貴)じゃあなんで、

摩)俺は人間じゃないんだよ

貴)うそ、でしょ. . .

摩)人を殺すために、俺は作られたんだ

摩琴が、人間じゃない. . .?
じゃあ今まで. . .

摩)元々この高校に来たのも
ここで殺さなきゃいけなかったから

そう言えば、私と仲良くなる前の
摩琴はあまり笑わないような
感情のないような人だった

貴)じゃあなんですぐに、

摩)あなたと、出会ったから. . .

貴)え、?

摩)クラスで上手くいってなくても
弱くても強く生きようとする
お前に出会ってしまったから、

摩)あなたと出会って話しているうちに
俺に知らない感情がうまれたんだ、
気付いたら俺の周りにはいろんな人がいたんだ

摩)今まで、任務を忘れて大好きな
お前らとただの高校生活を送っていたんだ

でも、神様は俺を自由にしてくれなかった

摩)この修学旅行の前に
俺の所に手紙が届いた

・・・・・・・・・・・・・・

今度の修学旅行で
任務を成功させなさい

・・・・・・・・・・・・・・
その手紙には今の状況を
作るべく色んなことが事細かに
書いてあった

摩)その手紙の最後には
これを実行しなきゃお前の大切なものを
殺す、そう書いてあったんだよ

貴)、、、

摩)やるしかなかったんだ. . .

貴)泣かないで. . .

摩)でも、あなただけは. . .
殺せないんだよ、

摩琴の目からはポロポロと
涙が流れていた

貴)摩琴、

私には、泣いてる摩琴に
何もしてあげられない. . .

摩)好きなんだ、あなたが. . .

貴)私も摩琴の事ずっと好きだった、

摩)なんで、
もっと早く伝えたなかったんだろ、(笑)

貴)そうだね、(笑)

どうして、こんな時なの. . .

2人して涙を流して
元気のない笑顔を浮かべていた

摩)ねぇ、お願い. . .俺を“殺してよ”

貴)え. . .

摩)俺にはあなたを殺せない、
殺したくないんだ、

貴)私だって、殺したくない. . .

摩)夜になれば、俺はあなたを
殺さなきゃいけないんだ. . .

貴)どうしても、殺さなきゃいけないの、?

摩)それがこのゲームのルールだよ

世界は、なんて残酷なんだろう
私は大好きな人を自らの手で
殺さないといけないなんて. . .

摩)弱くて、あなたにそんな思いさせて
ホントにごめん. . .

貴)ううん、ちゃんと終わらせるから. . .

辛かったよね. . .
ちゃんと、私が終わらせるから

まだ涙が止まらない摩琴を
抱きしめた

摩)好きだよ

貴)私も、好きだよ、

カッターを摩琴の首元にあてた

摩)大丈夫

貴)摩琴、バイバイ、

私がカッターをひいた時
摩琴は優しく微笑んだ

貴)ッッ. . .

目の前には微笑んだまま目を閉じた
摩琴の死体が倒れている

《嘘つきはいなくなりました》

貴)なんで、?

静かだった大ホールにあの機会声が
響き渡った

《残ったのは》

《“永山あなた”》

《次の嘘つきは》

《“永山あなた”です》

貴)え. . .?

次の嘘つき?どういう事. . .?

そんな事を考えてると、頭を強く殴られ
私はその場に倒れ込んだ

薄れゆく意識の中、目に映りこんだのは

貴)今日子ちゃ. . .ん、?

今)騙してごめんね
でも、次はあなたちゃんだから

その言葉を聞いた瞬間
意識が遠のいて行った