【みやside】
抵抗するあなたを無視して押し倒す。
涙目になったあなたの首に唇を近づける。
冷え切ったあなたの身体は少し震えていて。
あなたの背中に手を回す。
それだけであなたの身体はピクンと跳ねる。
あなたの服を少しずつ脱がしていく。
テオくんに言われた言葉が頭の中で響く。
___不安、なんだよ。
あなたのことを本当に幸せにできる自信が、俺にはないんだよ.......。
でもテオくんには取られたくない。
わがままだよね。
口を塞ぎながら漏れる言葉は俺を求めてはいなかった。
それが余計に俺の神経を刺激して。
俺はあなたの首元に噛み付いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。