inあなたと由美の部屋
これ、入ってええんよな…?
一応ノックだけするか
コンコンッ
拓哉「あなた〜入るで?」
あなた「…」
ガチャ
あなたの寝顔、久しぶりに見たな〜
天使かってくらい可愛ええんよ
…でも起こさんとな笑
拓哉「あなた!起きて〜」
あなた「…」
拓哉「あなた!!」
あなた「…たく…?」
このタイミングで“たく呼び”はあかんって//
拓哉「起きて〜」
あなた「…もうちょっとだけ」
拓哉「あかん!もうみんな起きてんで?」
あなた「…おねがい〜」
また寝ようとするあなた__
拓哉「…今起きんとキスすんで?」
あなた「…………え?!」
すぐ飛び起きたわ笑
拓哉「はい、おはよ笑」
あなた「おはよぉ…//」
拓哉「どしたん?笑」
あなた「朝からやめてや〜//」
拓哉「あなたが起きひんからやん笑」
あなた「ごめんな笑 ありがとぉ」
拓哉「おん!でもさ、あなたいつも早起きやのに、疲れてたんか?」
あなた「あ〜…昨日の夜寝れなくて」
拓哉「なんかあったん?笑」
あなた「いや、特に何も!!」
なんか隠してる気がすんな〜笑
夜に何してたんや…?
拓哉「誰とおったん?」
あなた「長尾先輩」
拓哉「え?!」
まさかの長尾先輩?!
拓哉「なんでなん?!」
あなた「寝れないから外出てたら長尾先輩も寝れなかったらしくて散歩したんよ!」
拓哉「へ〜ええなぁ」
あなた「拓哉も散歩いきたい?」
拓哉「行きたい!」
あなた「星綺麗やったし、今日の夜みんなで行こっか」
拓哉「あなたと2人がええ」
あなた「…え?」
拓哉「やから、あなたと2人で行きたい俺は」
あなた「っ!…わかった//」
拓哉「さっきから照れてるんか?笑」
あなた「拓哉が変なこと言うからやん!」
拓哉「なんも変なこと言っとらんよ笑笑」
あなた「言ってるの!」
拓哉「ふーん笑」
あなた「ね、下行こ?」
拓哉「せやね」
立ち上がったあなたの腕を掴み
拓哉「夜、楽しみにしてるな」
あなた「うん//」
めちゃくちゃ照れるやん、あなた。笑
そんなんやからみんな勘違いしちゃうんよ〜
まだ2人でおりたかったな…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!