あなたside
みんなでキャンプ最終日の朝ごはん。
ぼーっとしてしまってお箸が進まない。
風雅「あなたどしたん?」
由美「顔真っ赤やけど、体調悪い?」
拓哉「え、あなただいじょぶ?」
あなた「ん、大丈夫やよ!」
朝起きてから長尾先輩と私たちの部屋を出たら
拓哉と道枝先輩がいたから頑張っていつも通りの私でいたけど、
やっぱり朝からキスは刺激が強いよ//
長尾先輩は何も無かったようにいつも通りやし、
なんか悔しい…
長尾「んっま~ え、あなたどしたん?笑」
あなた「あ、え、なんでもないですけど//」
長尾「俺のこと睨んでたやん?笑」
あなた「睨んでないですっ」
長尾「ふーん笑」
もぉ…そういえば私、
帰りのバス長尾先輩と隣座る約束してるやん!
このタイミングでそれはやばいって!
由美「食べ終わった人から帰りの支度と部屋の片付けして、全員終わったらもうバス向かうで~」
『はーい』
ーーーーーーーーー
長尾「ほんならバス向かうか!」
道枝「そやな〜」
風雅「あ、席どうします?」
由美「行きと同じでええんちゃう?」
長尾「いや!変えようや!せっかくやし!」
斗亜「あなた先輩!隣座りましょ!!」
あなた「あ、斗亜くん、g」
長尾「ごめんな斗亜!俺が先に約束しててん」
斗亜「ええ~まじすか。」
長尾「そんな落ち込むなって!!」
斗亜「うるさいですー」
由美「ほんなら斗亜くん私と座る?」
お、由美いけーっ!!
斗亜「ぜひ!」
道枝「ほら、はよ行くで〜」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。