第81話

やっと…
1,534
2021/09/08 01:16
あなたside
《昼休み》

あなた「由美〜屋上いこ!」

由美「おん!!」

拓哉「俺らも行く〜」

拓哉「な!風雅!!」

風雅「俺 今日 部活で食べるんよ」

拓哉「え、なんで?!」

風雅「文化祭の作品を作らないといけなくてその話し合いするらしいねん」

拓哉「えぇ、そうなんや…」

風雅「じゃ!」

由美「しょうがないから西村も一緒に食べてやるで」

拓哉「当たり前やん!」

あなた「行こ〜」

ガラガラ
『あ、あの…』

あなた「ん…?どしたん?」
私たちが教室のドアを開けると、
小柄な可愛らしい女の子が立っていた。
『西村くんに、お話があって…』

拓哉「え、俺?!」

『はい…//』

あなた「あっ(察し)」

由美「西村さき行ってるわ(察し)」

拓哉「お、おん」

in屋上

由美「西村もモテるなぁ」

あなた「ほんまにな〜」
あ!久しぶりに由美と2人やん…!

言ってみようかな、
風雅のこと好きっていう以上に私の大切な人やし。
あなた「あの、由美…」

由美「ん?」

あなた「あのさ、私 体育祭の日に拓哉と風雅と長尾先輩から告られてん」

由美「うん」

あなた「自分の中でも混乱してて、由美が風雅のこと好きって言うのも知ってたから話せんくて」

あなた「でも、風雅のこと好きっていう以上に私の大切な人やから1番に話したい」

由美「うん」

あなた「今日の放課後みんなに返事する」

あなた「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜って答えるつもりやねん」

由美「…あなたらしくてええと思う」

由美「みんな分かってくれるはずや」

あなた「ありがと…!」

由美「ってか、やっと話してくれたな!」

あなた「へ?」
由美「なんかあなた、私に隠してるなって昨日ずっと思っててん」

由美「それで昨日の帰りに大西があなたに告ったって全部話してくれたんよ」

由美「私はあなたから話してくれるのを待ってたから、今はほんまに嬉しい」

あなた「…由美、!!」

あなた「だいすき…涙」

由美「泣くなよ〜笑」

由美「じゃああなたは今日の放課後、ちゃんと3人に話さなあかんで?」

あなた「うん!」

由美「…でも大西のこと振ったの後悔しても遅いからな?笑」

由美「この私が好きになった人やから!」

由美「まぁ、もしあなたが好きになっても負けへんけど!」

あなた「…うん!!」

由美「そのときは遠慮なしの真剣勝負な!」

あなた「そうやね!」
由美に言えてよかった…!

やっぱり私には由美しか勝たん!!
だいすき!!
由美「ちゃんと、言うんやで?」

あなた「うん、ありがと!!」

由美「おうよ」
ガチャ
拓哉「ごめん〜遅くなった!!」

拓哉「ってまだ食べてないやん!」

拓哉「俺のこと待ってたん〜?」

拓哉「ほんまに俺のこと好きやなぁ♡」

由美「はぁ…邪魔しやがって」

拓哉「え、なに?!」

由美「私とあなたの時間を邪魔すんなや!」

拓哉「そんなん知らんよ!!」

拓哉「俺も行く約束やったやん!!」

あなた「ええから食べようや笑」

由美「あ、西村あの子どうしたん?」

拓哉「隣のクラスの子らしい」

拓哉「俺のこと好きやったんやって」

由美「そか、」

拓哉「もっと驚いてや笑」

由美「西村の告白なんて何回も見てるし」

拓哉「ふふん!」

由美「まぁあなたと大西には適わんけど」

拓哉「それ言うなや〜涙」

あなた「そういう由美もモテモテやん!」

拓哉「由美って後輩にモテるよな〜」

あなた「姉御肌やもんね!」

由美「そうなんかなぁ」

由美「あ、西村 振ったん?」

拓哉「当たり前やん」

拓哉「やって話したこともない子やで?」

あなた「可愛かったけどな、」

由美「いや、うちのあなたより可愛い子はおらん」

拓哉「由美のあなたちゃうから!」

由美「でも、私らって話したこともない人から告られること多いよな〜」

拓哉「どうせみんな顔しか見てへんよ」

由美「せやね、」

あなた「ちゃんと中身も見てくれてる人が少しでも居てくれるなら私はええや」

拓哉「…//」

由美「はぁ?!」

由美「西村お前なに照れてんねん」

拓哉「別に照れてへんし!!」
なんやかんや由美と拓哉って仲ええよな笑

プリ小説オーディオドラマ