あなたside

今日は道枝先輩の誕生日！！

0時ぴったりにメールも送れたし、
ケーキも上手に作れたし、

あとはプレゼント喜んで貰えたら完璧っ！

長尾先輩の家も楽しみやな〜

拓哉「おっは〜」

あなた「おはよぉ！」

風雅「拓哉 日焼けしとるやん 」

拓哉「部活で焼けちゃってん〜」

あなた「サッカー部忙しいもんなぁ」

拓哉「もうすぐ3年の引退試合やしな！」

風雅「てか、マネージャー行かないん？」

あなた「行っとるわ笑」

拓哉「道枝先輩のプレゼントの時だけ、どうしても休みたいって言ってきてん笑」

あなた「プレゼント選ぶの好きなんよ笑」

風雅「そうやったんか笑」

こんな話をしながら途中で由美とも合流して、
長尾先輩の家に到着！！

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
長尾「はーい！」

ｶﾞﾁｬ
長尾「いらっしゃい！」

『お邪魔しまーす』

長尾「ちょうど今日 親おらんからさ！」

長尾「遅くまでおっても大丈夫やで！」

拓哉「楽しみましょーーー！！」

風雅「今日の主役は道枝先輩やからな？笑」

あなた「そうやで！笑」

由美「ま！飾り付けしようや」

飾り付けが終わり、
私と拓哉が道枝先輩を迎えに行くことになった。

迎えに行くと言っても隣やけど笑

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
道枝「はーい」

あなた「西野あなたと！」

拓哉「西村拓哉でっす！」

道枝「え？！どしたん！」

拓哉「ええから開けてくださーい笑」

ｶﾞﾁｬ
道枝「2人ともどうしt…ちょ！」

道枝先輩が出てきた瞬間、
拓哉が道枝先輩に目隠しをした笑

道枝「なんやねん急に！笑」

拓哉「着いてきてくださーい笑」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
ｶﾞﾁｬ
『お誕生日おめでとー！！！！！！！』

道枝「え！！…って目隠し外してや笑」

拓哉「あ、忘れとった笑」

道枝先輩が目隠しを外した瞬間に

ﾊﾟｰﾝ

クラッカーを！！

長尾「みっちーももう18歳やなぁ」

道枝「嬉しい！ありがとぉ！！」

由美「どうぞどうぞ」

風雅「お入りください」

長尾「俺の家やから笑」

道枝「お邪魔します笑」

あれからいつも通りみんなで話してたらもう15時！

あなた「私ケーキ作ってきました！」

長尾「お！あれほんまやったんや！！」

風雅「すごいやん」

道枝「すご！ちゃんと俺の名前ある！」

拓哉「上手やーん！！」

由美「めっちゃお洒落やん！」

あなた「せっかくなので道枝先輩切ってください！」

道枝「え〜なんか勿体ないな笑」

長尾「勿体ないけど、はよ食べたい笑」

道枝「じゃああなた、一緒に切ろうや！」

あなた「え！！」

拓哉「なんそれ！結婚式みたいやん！！」

由美「まぁ今日は道枝先輩の誕生日やし」

風雅「ええんとちゃう？笑」

長尾「先越されたぁ」

拓哉「俺もぉ」

え、めっちゃ緊張するんやけど////

道枝「あなた、持ってよ笑」

あなた「はい//」

緊張しながら道枝先輩と一緒に包丁を持つ。

…なんなんこれ、めっちゃドキドキするやん//
距離近すぎやん！！

道枝「せーの！」

長尾「お！上手に切れたやん！！」

道枝「せやな！」

道枝「あなた、作ってくれありがとな！」

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
あなた「っ！///」

道枝「ふはっ笑」

道枝「ほんまかわええな笑」

道枝先輩に頭ポンポンされて照れない人おらんって！！

拓哉「目の前でイチャイチャせんといてよ！！」

長尾「いやほんまに！！」

由美「バースデーボーイの特権やな笑」

長尾「俺も8月15日 イチャイチャするからな！」

風雅「食べましょー」

道枝「風雅無視やん笑」

ケーキを食べ終わり、
ついにプレゼントを渡す！

由美「5人から2つプレゼントがあって、西村は部活で選ばれへんかったんですけど」

拓哉「お金は払ってます！！！」

道枝「別に全然ええよ笑 嬉しい！」

長尾「これが俺とあなたが選んだやつ！」

あなた「これ私が一目惚れしちゃって笑」

道枝「そうなん？…めっちゃかわええ！！」

由美「これが私と大西からです！」

道枝「お！お洒落やん！！」

喜んでもらえてよかった〜

長尾「せや！明後日お祭りあるやん！」

あなた「先輩たちも毎年行ってますか？」

道枝「そうなんよ！毎年2人で行っとる！」

拓哉「俺らも毎年3人で行ってて！」

由美「私も去年 初参戦しました笑」

風雅「…」

そういえば風雅、
絶対 花火いっしょに見たいって言ってたなぁ

長尾「今年は6人で行くか？」

拓哉「そうですね！！」

道枝「ええやん！」

由美「楽しみやなぁ」

風雅「…」

風雅、みんなで行くの嫌なんかな？

3人で行きたいとか…？
でも花火はって言っとったし、
花火は3人で見たいってことなんかな？

道枝「あ！俺 今日 塾あるんよ〜」

長尾「え〜何時から？」

道枝「19時やから、そろそろ出よっかな」

拓哉「急に俺らが行きましたもんね笑」

由美「もう暗いし私も帰ろっかな」

拓哉「俺らも帰るか！」

長尾「ほな次は斗亜の誕生日やな！」

風雅「お邪魔しました」

あなた「お邪魔しました〜」

あれから解散して家に着いた。

でも風雅が黙ってたのが気になり過ぎて、
気づいたら風雅の家の前にいた。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
ｶﾞﾁｬ
風雅「どしたん？」

あなた「風雅！」

風雅「ん？」

あなた「花火、絶対 一緒に見るからね！」

風雅「っ！！…約束やで」

風雅のこんな嬉しそうな顔、久しぶりに見た。
かわええな笑

あなた「あ、拓哉と3人？」

風雅「拓哉はどっちでもええ笑」

あなた「そっか笑」

風雅「なんとなく3人で見たいなって思ってん」

あなた「昔からそうやもんね！」

風雅が幼なじみの関係を大切にしてくれてること、

つんつんしてるけどなんやかんやいって私と拓哉のことを好きでいてくれてること、

ほんまに嬉しい。

あなた「風雅、大好きやで！！」

風雅「っ//…俺も！！」

そう言って笑い合った。