由美side

 
長尾「うまぁ〜」

長尾「2人とももっと美味しがってぇや〜！」

風雅「美味しがってぇやって笑」

由美「いや、美味しいですよ笑」

長尾「ふーん」

風雅「なんなんすか笑」

長尾「なんか珍しいメンバーやねって思って」

そう、この謎メンでスタバの新作飲んでます。

割と冷静な私と大西と、
ちょっと子供っぽい長尾先輩。

どっちが年上やねん笑

長尾「せっかくやから恋バナでもする？」

風雅「せっかくですしね」

由美「中々ないですもんね」

長尾「この空気感もちょっと楽しいなぁ笑」

風雅「なら良かったです笑」

長尾「んじゃ、由美から恋バナしてや！」

由美「えぇ、恋バナ……」

風雅「お前、好きな人おるんちゃうの？」

風雅「さっき拓哉とあなたと話してたやん」

由美「は、聞いてたん？」

風雅「いや、内容は聞いてへん」

由美「そか…」

長尾「え！好きな人誰なん？！」

由美「いや、言えませんよ笑」

本人おるのに言えるわけあらへんやろ笑

風雅「あなたと拓哉には教えて俺には教えへんとか、仲間はずれやんか」

長尾「そそ！だから教えてぇや〜」

由美「んじゃあヒントだけ」

長尾「おんおん！」

これで少しだけでも意識させられるかな

由美「結構前から仲良くしてて」

長尾「お、ええやん！」

由美「よく一緒におるかな」

風雅「ん、？」

由美「あとは最近 一緒の役割ができたな」

長尾「委員会的な？」

由美「そんな感じですね」

長尾「ええ、誰や！」

長尾「風雅、同じクラスなら分かるんちゃうん？」

風雅「いや、拓哉しか思いつかんかった」

長尾「あぁ〜拓哉？」

由美「ちゃいますよ」

風雅「あ、あいつ委員会やってへんか」

風雅「川島って委員会入ってたか？」

由美「最近入ったやん」

風雅「あ、実行委員か」

長尾「その実行委員の男子って誰なん？」

風雅「俺っす…え、俺？！」

由美「それは答えられへんわ笑」

長尾「え、なに、え！！」

長尾「由美って風雅のこと好きなんか？！」

由美「ちょ、声でかいわ！！」

長尾「俺先輩やぞ！！」

風雅「いや、え、まじなん？」

由美「それはまだ言われへん」

長尾「ちょいちょい、やばいんちゃう！」

長尾「俺、帰るわ！」

『は？！』

ほんまに帰りやがったあの先輩。

どうしよ、これ気まずいやん

風雅「…俺らもそろそろ出るか？」

由美「そう、やね」

勢いで言っちゃったけど、
大西はあなたのことが好き…

困るんかな、こういうの。

風雅「家まで送るか？」

由美「え、別に大丈夫やよ」

風雅「もう暗いし」

『あ！！風雅と由美やん！！』

この声は､､笑

拓哉「奇遇やねぇ」

あなた「2人で遊んでたん〜？」

やっぱこの2人がおると空気変わるな笑

今はほんまに脳天気な2人に助けられたわ、