あなたside
私って誰のことが好きなの?!
道枝先輩が好きって言っておきながら、
長尾先輩にも拓哉にもこんなにキュンキュンして…
でもやっぱりさっきの長尾先輩は最高にかっこよかったな。
あの状況から助け出してくれたし、
沢山付き合ってもらって。
最後にはキス…まで//
色々考え事してたら朝になってた。
あなた「やば…!」
準備しないと。
ピンポーン
母「はーい…あ!あなた〜お迎えよ!」
あなた「なになに!」
急いで着替えて玄関に向かうと、、
風雅「おはよ」
あなた「え、おはよ?」
風雅「はよ準備して出てきてや」
あなた「う、うん」
なんで?
いつも最後に出てくる風雅が…
しかも迎えに来るのなんて初めてじゃ?
あなた「お待たせしました…」
風雅「おん…あ、いってきます」
母「行ってらっしゃ〜い」
ガチャ
あなた「ねぇ風雅?」
風雅「ん?」
あなた「なんで迎えに来たの?」
風雅「ちょっと聞きたいことあって」
あなた「え、なに?」
風雅「昨日の帰り長尾先輩とどこ行ったん?」
あなた「あ〜お茶したりプリ撮ったり!」
風雅「ふーん…それだけなん?」
あなた「え?…うん」
風雅「じゃあマンションの下でキスしてたのは?」
あなた「あ、いや、それは//」
風雅見てたのか…
そりゃマンションの前だし有り得るか。。
風雅「長尾先輩が好きなん?」
あなた「っ…ごめ、色々整理ついてなくて」
風雅「別にええけど、あんまり勘違いさせるようなことしない方がええで」
あなた「うん、、」
拓哉「あーっ!2人ともなんでここにおるん?」
拓哉「俺エントランスで待っとったのにぃ」
あなた「あ、ごめんごめん」
風雅「ほな行くか」
学校着
1年「あれ?なんかあなた先輩たち元気ない」
1年「なんかあったんかな」
1年「拓哉先輩は笑顔やけど笑」
担任「おーい、あなた、聞いてるか?」
あなた「…っ!はい?!」
担任「はぁ…今日の放課後、委員会の役割のあるメンバーだけ集まりあるらしいから」
あなた「了解です!」
拓哉「え〜一緒に帰れへんやんか!」
あなた「ごめんごめん笑」
拓哉「ふぅも役割あるん?」
風雅「書記やから行くか分からんわ」
拓哉「なぁ今日は帰ろーや!」
風雅「でもそしたら長尾先輩と琉巧とあなたの3人やで?」
拓哉「…それもあかんな、ふぅ監視しといて!」
風雅「はいはい笑」
ガラガラ
『あ!居た〜』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。