今まで見たことのないくらい良い天気の中、あなたはこれから通う学園に向かっていた。
あなたは不安を抱えつつ、学園の門をくぐる。
この学園は名門校でもあり、元はお嬢様、お坊ちゃま学校と呼ばれるほどの学園だ。
付近に寮が建っており、遠方からの入学者の多くはその寮で過ごす。
あなたもその一人、
この学園は入学式と始業式が同時に行われる。
あなたは、後ろから声をかけられた。
あなたは振り返ると、見覚えのある姿を見て安心した。
あなたは、類斗に連れられて、会場へと入った。
長い学園長の話が終わり、生徒会長からの言葉に移って類斗が壇上に上がると、
黄色い歓声が起こった。
しばらくして大きかった声援も小さくなったところで類斗は話し始めた。
類斗が話し終えると、拍手喝さいだった。
入学式は滞りなく進み、教室ごとに生徒がわけられた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。