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え、ちょっとそんな元気に言わないでくれない?私やりたくないんだけど。
え、もう終わり??早くね??
でも早く方がいっか。今日お母さんのお墓参り行くつもりだったから。…まてまて、私今日呼び出されてるんだった。じゃあ朱寿に頼んで撮ってもらってさっさと終わらせるか。
…お母さん、ごめん。
うわ、きも。小文字厨は嫌いなんだよね。
じゃあそろそろ『起動』させてボコボコにしますか!
そう水色が私に言い、拳を私に当てた。
残念、ごめんね水色?
ごめんね水色?
私、体を一定時間『硬くする』事は出来るんだよね。
なんだろ、『細胞』の一つ一つに集中して血を流してるというか、それで『細胞硬化』させてるんだ。
…それに、花抹の悪口の事もあるし。
いや、細胞硬化なんて普通は思い付かないだろうけどwwwwwwww
いや、完全悪女で草。
私はあれからお母さんの墓に行った。お母さんの墓はおばあちゃん家にあって、お母さんの墓に行くついでにおばあちゃん家に泊まってるんだ。
ちょっと眠たいし、とも付け加え、メイドさんが用意してくれた部屋へダッシュへ向かった。そう、今日の夢の続きを見る為に。
気付いたら私は深い眠りについていた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!